【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のJR日豊本線 (中津駅~佐伯駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.3%( -1.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 77 件(1年前(2020年)に比べて +67.4%( +31件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 24.8年から +7.3 %増)。平均専有面積は 61.0 ㎡ (昨年 62.6 ㎡から -2.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。亀川駅、別府駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀川駅で昨年に比べ +76.3 %、単価は 8.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(亀川駅、別府駅)は +48.7 %(単価 +3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴崎駅、大分駅)は -20.4 %(単価 -3.6 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 8.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.7 % → 2021年 2.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -11.0%( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2020年)に比べて +30.8%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大在駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -4.6%( -0.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR日豊本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中津駅 | 9.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) | - | - |
宇佐駅 | 12.2万/㎡ (21.0年/90.0㎡) | - | - |
杵築駅 | - | - | - |
亀川駅 | 8.8万/㎡ (37.5年/67.5㎡) | 5.0万/㎡ (35.0年/60.0㎡) | - |
別府大学駅 | 12.5万/㎡ (31.7年/53.6㎡) | 11.5万/㎡ (29.6年/45.0㎡) | 15.9万/㎡ (24.6年/69.2㎡) |
別府駅 | 18.6万/㎡ (27.6年/71.9㎡) | 15.4万/㎡ (30.5年/63.3㎡) | 13.8万/㎡ (27.0年/68.0㎡) |
東別府駅 | - | - | - |
西大分駅 | 34.3万/㎡ (12.0年/77.5㎡) | - | - |
大分駅 | 22.7万/㎡ (25.2年/62.5㎡) | 25.5万/㎡ (21.2年/67.1㎡) | 21.3万/㎡ (23.2年/62.0㎡) |
牧駅 | 16.7万/㎡ (31.3年/66.2㎡) | 18.3万/㎡ (29.0年/60.0㎡) | 11.8万/㎡ (25.0年/52.5㎡) |
高城駅 | 19.2万/㎡ (21.9年/63.3㎡) | 18.5万/㎡ (26.5年/62.5㎡) | 13.3万/㎡ (22.0年/66.7㎡) |
鶴崎駅 | 10.3万/㎡ (31.0年/30.0㎡) | 14.7万/㎡ (29.4年/65.0㎡) | 11.6万/㎡ (26.0年/71.7㎡) |
大在駅 | 5.7万/㎡ (30.7年/22.5㎡) | 6.0万/㎡ (30.0年/25.0㎡) | - |
坂ノ市駅 | - | - | - |
上臼杵駅 | - | - | - |
臼杵駅 | - | - | - |
海崎駅 | - | - | - |
佐伯駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
亀川駅 8.8 万/㎡(昨年同期比 +76.3 %)
亀川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +76.3%( +3.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 35.0年から +7.1 %増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +12.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 15.5 分、-48.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
別府駅 18.6 万/㎡(昨年同期比 +21.1 %)
別府駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +21.1%( +3.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 30.5年から -9.4 %減)。平均専有面積は 71.9 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から +13.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 75.0 %)
鶴崎駅 10.3 万/㎡(昨年同期比 -29.8 %)
鶴崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.8%( -4.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 29.4年から +5.7 %増)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -53.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.5 分 → 2021年 6.0 分、-61.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
大分駅 22.7 万/㎡(昨年同期比 -11.0 %)
大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -11.0%( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2020年)に比べて +30.8%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 21.2年から +19.2 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 67.1 ㎡から -6.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.2 年 → 2021年 25.2 年、+19.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.8 % → 2021年 12.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 53.8 % → 2021年 58.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示