【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の関東鉄道常総線 (取手駅~下館駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -11.2%( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 163 件(1年前(2023年)に比べて -62.8%( -275件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 22.0年から +9.6 %増)。平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 86.2 坪から +11.5 %増)。平均建物面積は 45.7 坪 (昨年 43.9 坪から +4.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。ゆめみ野駅、北水海道駅、石下駅、下妻駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宗道駅で昨年に比べ +526.4 %、坪単価は 75.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(宗道駅、騰波ノ江駅)は +366.1 %(坪単価 +49.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大宝駅、大田郷駅)は -87.6 %(坪単価 -31.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.5 % → 2024年 1.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.7 % → 2024年 2.6 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.8 % → 2024年 25.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.8 % → 2024年 35.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったゆめみ野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +83.8%( +61.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -93.3%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大宝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -93.9%( -37.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
関東鉄道常総線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
取手駅 | 68.8万/坪 (21.9年/71.1坪) | 64.0万/坪 (21.1年/60.6坪) | 67.8万/坪 (23.8年/85.4坪) |
西取手駅 | 63.4万/坪 (19.3年/57.5坪) | 56.1万/坪 (23.5年/50.7坪) | 64.9万/坪 (16.0年/58.8坪) |
寺原駅 | 24.0万/坪 (38.1年/78.1坪) | 47.1万/坪 (24.1年/42.6坪) | 52.6万/坪 (11.3年/48.4坪) |
新取手駅 | 33.6万/坪 (29.1年/60.5坪) | 62.7万/坪 (13.8年/56.5坪) | 55.1万/坪 (19.8年/47.8坪) |
ゆめみ野駅 | 136万/坪 (0年/54.5坪) | 73.7万/坪 (17.9年/54.5坪) | 58.4万/坪 (11.5年/51.8坪) |
稲戸井駅 | 50.9万/坪 (20.0年/51.7坪) | 57.6万/坪 (14.6年/58.1坪) | 64.6万/坪 (10.1年/58.7坪) |
戸頭駅 | 31.5万/坪 (26.6年/82.8坪) | 51.0万/坪 (30.4年/61.7坪) | 55.8万/坪 (22.8年/75.0坪) |
南守谷駅 | 73.8万/坪 (22.9年/64.4坪) | 80.1万/坪 (17.2年/64.2坪) | 86.9万/坪 (17.6年/86.7坪) |
守谷駅 | 53.1万/坪 (24.5年/83.4坪) | 75.1万/坪 (21.8年/90.0坪) | 68.5万/坪 (24.1年/86.1坪) |
新守谷駅 | 76.9万/坪 (16.5年/56.6坪) | 78.2万/坪 (19.2年/70.9坪) | 80.2万/坪 (13.7年/82.9坪) |
小絹駅 | 52.2万/坪 (29.3年/64.4坪) | 61.1万/坪 (25.2年/75.0坪) | 65.3万/坪 (18.6年/66.9坪) |
水海道駅 | 34.2万/坪 (35.1年/136坪) | 31.3万/坪 (33.1年/76.6坪) | 28.0万/坪 (33.4年/102坪) |
北水海道駅 | 40.0万/坪 (14.1年/134坪) | 24.4万/坪 (29.3年/121坪) | 58.1万/坪 (18.9年/82.0坪) |
中妻駅 | 16.0万/坪 (38.7年/67.1坪) | 48.7万/坪 (34.5年/61.3坪) | |
三妻駅 | 3.7万/坪 (56.3年/153坪) | 8.5万/坪 (30.3年/209坪) | 48.4万/坪 (32.0年/212坪) |
南石下駅 | - | 56.4万/坪 (8.5年/99.2坪) | 85.0万/坪 (0.4年/59.0坪) |
石下駅 | 41.0万/坪 (37.5年/116坪) | 30.5万/坪 (21.9年/167坪) | 43.2万/坪 (22.9年/129坪) |
玉村駅 | - | 28.1万/坪 (32.2年/164坪) | 2.9万/坪 (37.3年/80.2坪) |
宗道駅 | 75.1万/坪 (17.3年/42.4坪) | 12.0万/坪 (41.5年/223坪) | 26.9万/坪 (32.9年/229坪) |
下妻駅 | 43.0万/坪 (13.8年/132坪) | 31.5万/坪 (27.5年/108坪) | 43.1万/坪 (24.5年/105坪) |
大宝駅 | 2.4万/坪 (29.0年/72.6坪) | 40.1万/坪 (27.0年/207坪) | 18.9万/坪 (13.6年/99.8坪) |
騰波ノ江駅 | 51.7万/坪 (18.0年/287坪) | 16.9万/坪 (35.4年/224坪) | 51.5万/坪 (32.1年/88.5坪) |
黒子駅 | 14.8万/坪 (33.0年/348坪) | 13.3万/坪 (36.5年/143坪) | 31.7万/坪 (34.0年/131坪) |
大田郷駅 | 5.8万/坪 (42.3年/46.9坪) | 31.1万/坪 (20.8年/132坪) | 17.9万/坪 (39.2年/80.2坪) |
下館駅 | 27.6万/坪 (24.7年/125坪) | 42.6万/坪 (12.1年/79.9坪) | 40.4万/坪 (28.7年/123坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宗道駅 75.1 万/坪(昨年同期比 +526.4 %)
宗道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.1万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +526.4%( +63.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 41.5年から -58.4 %減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 222.8 坪から -81.0 %減)。平均建物面積は 183.0 坪 (昨年 99.2 坪から +84.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.5 年 → 2024年 17.3 年、-58.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 33.3 %)
騰波ノ江駅 51.7 万/坪(昨年同期比 +205.7 %)
騰波ノ江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +205.7%( +34.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 35.4年から -49.2 %減)。平均土地面積は 287.4 坪 (昨年 223.9 坪から +28.4 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 37.8 坪から -8.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 35.4 年 → 2024年 18.0 年、-49.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.0 分 → 2024年 9.0 分、-66.7 %と大きく減少)
大宝駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -93.9 %)
大宝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -93.9%( -37.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 27.0年から +7.4 %増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 206.7 坪から -64.9 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 40.8 坪から -29.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 52.7 分 → 2024年 20.0 分、-62.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
大田郷駅 5.8 万/坪(昨年同期比 -81.2 %)
大田郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -81.2%( -25.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 20.8年から +102.8 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 131.6 坪から -64.4 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 63.5 坪から -59.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.0 分 → 2024年 10.0 分、-37.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.8 年 → 2024年 42.3 年、+102.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示