【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の関東鉄道常総線 (取手駅～下館駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.9万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -28.8％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 54 件(１年前(2022年)に比べて -51.4％( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 21.6年から +31.9 ％増)。平均土地面積は 79.1 坪 (昨年 83.7 坪から -5.4 ％減)。平均建物面積は 57.1 坪 (昨年 43.7 坪から +30.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。新取手駅、稲戸井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大田郷駅で昨年に比べ +291.1 ％、坪単価は 58.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(大田郷駅、水海道駅)は +259.3 ％(坪単価 +46.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三妻駅、小絹駅)は -83.0 ％(坪単価 -62.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.2 ％ → 2023年 28.3 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.0 ％ → 2023年 1.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 21.6 年 → 2023年 28.5 年、+31.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.3 分 → 2023年 37.4 分、+60.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.7 ％ → 2023年 35.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.5 ％ → 2023年 18.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった稲戸井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +25.8％( +17.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +119.4％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 関東鉄道常総線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 取手駅 | 63.9万/坪 (18.3年/48.4坪) | 74.7万/坪 (15.4年/64.0坪) | 63.4万/坪 (15.7年/77.7坪) |
| 西取手駅 | - | 65.5万/坪 (17.4年/50.9坪) | 61.9万/坪 (11.1年/46.9坪) |
| 寺原駅 | 43.0万/坪 (26.8年/34.0坪) | 86.1万/坪 (0.8年/57.5坪) | 41.5万/坪 (18.8年/52.9坪) |
| 新取手駅 | 72.4万/坪 (4.8年/40.8坪) | 54.6万/坪 (22.3年/49.0坪) | 60.4万/坪 (10.8年/58.6坪) |
| ゆめみ野駅 | 16.5万/坪 (47.3年/46.1坪) | 55.4万/坪 (13.0年/51.4坪) | 66.1万/坪 (3.8年/52.9坪) |
| 稲戸井駅 | 87.2万/坪 (0.8年/87.7坪) | 69.3万/坪 (4.3年/62.8坪) | 16.7万/坪 (37.8年/46.9坪) |
| 戸頭駅 | 59.8万/坪 (23.4年/60.0坪) | 65.7万/坪 (13.9年/57.9坪) | 42.2万/坪 (28.2年/68.1坪) |
| 南守谷駅 | - | 69.3万/坪 (19.4年/56.0坪) | 42.4万/坪 (31.8年/64.7坪) |
| 守谷駅 | 43.6万/坪 (35.7年/96.5坪) | 58.0万/坪 (27.7年/85.4坪) | 164万/坪 (22.0年/102坪) |
| 新守谷駅 | 40.0万/坪 (35.4年/70.6坪) | 82.4万/坪 (18.8年/78.7坪) | 63.6万/坪 (19.4年/235坪) |
| 小絹駅 | 17.4万/坪 (43.8年/52.2坪) | 89.1万/坪 (13.8年/57.1坪) | 63.4万/坪 (15.4年/77.0坪) |
| 水海道駅 | 70.5万/坪 (12.8年/66.6坪) | 21.5万/坪 (37.1年/177坪) | 9.2万/坪 (35.0年/77.7坪) |
| 北水海道駅 | - | - | - |
| 中妻駅 | 15.4万/坪 (47.8年/45.4坪) | - | 14.0万/坪 (26.8年/49.9坪) |
| 三妻駅 | 9.2万/坪 (30.8年/84.7坪) | 63.1万/坪 (0年/60.5坪) | - |
| 南石下駅 | - | - | - |
| 石下駅 | 46.4万/坪 (20.1年/210坪) | 54.6万/坪 (44.8年/197坪) | 29.0万/坪 (35.1年/102坪) |
| 玉村駅 | - | - | - |
| 宗道駅 | - | 24.0万/坪 (29.3年/168坪) | 11.8万/坪 (39.8年/484坪) |
| 下妻駅 | 8.8万/坪 (41.8年/39.3坪) | 26.2万/坪 (31.3年/106坪) | 48.9万/坪 (21.8年/110坪) |
| 大宝駅 | - | 20.4万/坪 (26.8年/121坪) | 62.6万/坪 (0.8年/104坪) |
| 騰波ノ江駅 | 12.7万/坪 (46.8年/148坪) | 23.4万/坪 (30.1年/84.7坪) | 14.0万/坪 (32.8年/310坪) |
| 黒子駅 | 6.2万/坪 (43.5年/76.6坪) | 2.8万/坪 (38.8年/98.3坪) | 20.6万/坪 (49.8年/129坪) |
| 大田郷駅 | 58.8万/坪 (12.8年/59.0坪) | 15.0万/坪 (34.8年/60.5坪) | 12.8万/坪 (39.8年/106坪) |
| 下館駅 | 46.5万/坪 (8.9年/70.1坪) | 44.4万/坪 (27.6年/147坪) | 28.5万/坪 (26.6年/97.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大田郷駅 58.8 万/坪(昨年同期比 +291.1 ％)
大田郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +291.1％( +43.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.8年(昨年 34.8年から -63.3 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 60.5 坪から -2.5 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 34.8 年 → 2023年 12.8 年、-63.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 8.0 分、-60.0 ％と大きく減少)
水海道駅 70.5 万/坪(昨年同期比 +227.4 ％)
水海道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.5万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +227.4％( +49.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 37.1年から -65.6 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 177.5 坪から -62.5 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 54.5 坪から -58.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.1 年 → 2023年 12.8 年、-65.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.0 分 → 2023年 9.0 分、-43.8 ％と大きく減少)
三妻駅 9.2 万/坪(昨年同期比 -85.4 ％)
三妻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -85.4％( -53.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 60.5 坪から +40.0 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
小絹駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -80.5 ％)
小絹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -80.5％( -71.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 13.8年から +218.1 ％増)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 57.1 坪から -8.6 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 28.7 坪から +0.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 13.8 年 → 2023年 43.8 年、+218.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示