物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2021年第2四半期
2021年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2021年4月〜6月期のJR草津線 (油日駅草津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.5万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +14.6%( +9.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 90 件(1年前(2020年)に比べて +104.5%( +46件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.5年(昨年 17.5年から -0.3 %減)。平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 81.8 坪から -34.8 %減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 56.1 坪から -38.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三雲駅甲西駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは甲西駅で昨年に比べ +24.9 %、坪単価は 51.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(甲西駅三雲駅)は +23.9 %(坪単価 +11.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(甲賀駅石部駅)は -46.6 %(坪単価 -17.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 30.7 分 → 2021年 27.2 分、-11.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 36.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.9 % → 2021年 19.3 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.7 % → 2021年 2.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった草津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.9万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +15.0%( +10.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 44 件(1年前(2020年)に比べて +158.8%( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった寺庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.1%( +0.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR草津線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR草津線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
油日駅---
甲賀駅6.0万/坪
(50.3年/145坪)
14.1万/坪
(39.3年/142坪)
38.6万/坪
(22.3年/71.8坪)
寺庄駅3.7万/坪
(57.3年/34.8坪)
3.3万/坪
(0年/236坪)
30.2万/坪
(56.3年/393坪)
甲南駅43.0万/坪
(22.3年/39.3坪)
44.7万/坪
(16.0年/55.6坪)
17.2万/坪
(28.3年/54.5坪)
貴生川駅80.7万/坪
(1.3年/40.8坪)
68.9万/坪
(6.9年/99.5坪)
139万/坪
(6.3年/52.2坪)
三雲駅63.8万/坪
(11.3年/59.5坪)
51.9万/坪
(21.5年/127坪)
35.1万/坪
(23.5年/102坪)
甲西駅51.6万/坪
(17.8年/52.9坪)
41.3万/坪
(27.3年/53.7坪)
-
石部駅48.8万/坪
(28.5年/96.0坪)
76.1万/坪
(28.3年/58.6坪)
47.7万/坪
(26.1年/65.4坪)
手原駅70.0万/坪
(16.4年/54.6坪)
83.5万/坪
(6.9年/77.5坪)
51.3万/坪
(24.3年/124坪)
草津駅83.9万/坪
(15.1年/41.4坪)
73.0万/坪
(16.6年/64.7坪)
105万/坪
(12.9年/67.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

甲西駅51.6 万/坪(昨年同期比 +24.9 %)

甲西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.6万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +24.9%( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.8年(昨年 27.3年から -34.9 %減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 53.7 坪から -1.4 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 36.3 坪から -11.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 27.3 年 → 2021年 17.8 年、-34.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.0 分 → 2021年 45.0 分、+164.7 %と大きく増加)

三雲駅63.8 万/坪(昨年同期比 +22.9 %)

三雲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +22.9%( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.3年(昨年 21.5年から -47.5 %減)。平均土地面積は 59.5 坪 (昨年 127.1 坪から -53.2 %減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 92.3 坪から -62.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 21.5 年 → 2021年 11.3 年、-47.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 48.0 分 → 2021年 37.6 分、-21.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)

甲賀駅6.0 万/坪(昨年同期比 -57.1 %)

甲賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -57.1%( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 50.3年(昨年 39.3年から +28.0 %増)。平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 142.2 坪から +2.1 %増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 75.6 坪から +36.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 90.0 分 → 2021年 30.0 分、-66.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 39.3 年 → 2021年 50.3 年、+28.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)

石部駅48.8 万/坪(昨年同期比 -36.0 %)

石部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.0%( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 28.3年から +0.7 %増)。平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 58.6 坪から +63.9 %増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 33.8 坪から +15.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 50.2 分 → 2021年 35.6 分、-29.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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