【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の近江鉄道本線 (米原駅～貴生川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.0万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -25.1％( -13.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(１年前(2019年)に比べて -5.4％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 25.7年から -10.5 ％減)。平均土地面積は 117.2 坪 (昨年 99.4 坪から +17.9 ％増)。平均建物面積は 81.9 坪 (昨年 48.8 坪から +67.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。水口駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは日野駅で昨年に比べ -84.4 ％、坪単価は 13.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(愛知川駅、彦根駅)は +80.7 ％(坪単価 +8.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日野駅、朝日大塚駅)は -70.7 ％(坪単価 -43.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 25.7 年 → 2020年 23.0 年、-10.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.1 ％ → 2020年 24.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 28.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.3 分 → 2020年 25.2 分、+30.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 28.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった貴生川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.9万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -50.5％( -70.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった朝日大塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -57.0％( -13.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 近江鉄道本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 52.3万/坪 (42.3年/69.6坪) | 99.2万/坪 (0.25年/90.8坪) | 69.0万/坪 (0.25年/60.5坪) |
| 鳥居本駅 | - | - | 12.6万/坪 (43.8年/227坪) |
| 彦根駅 | 51.6万/坪 (13.3年/77.1坪) | 49.5万/坪 (24.5年/132坪) | 53.2万/坪 (22.6年/72.4坪) |
| ひこね芹川駅 | - | - | - |
| 彦根口駅 | - | - | - |
| 高宮駅 | - | 43.2万/坪 (57.3年/87.7坪) | - |
| 尼子駅 | - | 3.6万/坪 (54.3年/81.7坪) | - |
| 豊郷駅 | 21.6万/坪 (40.3年/62.0坪) | - | 43.2万/坪 (23.8年/257坪) |
| 愛知川駅 | 25.5万/坪 (10.3年/46.9坪) | 9.9万/坪 (0年/93.8坪) | 34.0万/坪 (13.6年/60.1坪) |
| 五箇荘駅 | 27.9万/坪 (16.8年/210坪) | - | 12.2万/坪 (0年/69.6坪) |
| 河辺の森駅 | - | - | - |
| 八日市駅 | 39.3万/坪 (11.3年/166坪) | 60.6万/坪 (18.1年/58.3坪) | 27.0万/坪 (27.4年/137坪) |
| 長谷野駅 | - | - | - |
| 大学前駅 | - | - | - |
| 京セラ前駅 | - | - | 66.1万/坪 (0.25年/63.5坪) |
| 桜川駅 | 24.2万/坪 (26.3年/84.7坪) | - | 19.5万/坪 (24.5年/82.4坪) |
| 朝日大塚駅 | 9.8万/坪 (49.3年/130坪) | 22.7万/坪 (31.3年/73.4坪) | - |
| 朝日野駅 | - | - | - |
| 日野駅 | 13.8万/坪 (0年/206坪) | 88.2万/坪 (0年/245坪) | 24.3万/坪 (25.8年/80.2坪) |
| 水口松尾駅 | - | 27.1万/坪 (26.3年/159坪) | 23.5万/坪 (21.6年/78.1坪) |
| 水口駅 | 66.9万/坪 (18.6年/61.0坪) | 81.9万/坪 (0.25年/57.5坪) | 46.8万/坪 (26.7年/79.7坪) |
| 水口石橋駅 | 34.3万/坪 (45.3年/147坪) | 48.1万/坪 (35.0年/61.3坪) | - |
| 水口城南駅 | - | 17.1万/坪 (35.3年/72.6坪) | 9.6万/坪 (31.3年/87.7坪) |
| 貴生川駅 | 68.9万/坪 (6.9年/99.5坪) | 139万/坪 (6.3年/52.2坪) | 31.9万/坪 (27.8年/151坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
愛知川駅 25.5 万/坪(昨年同期比 +157.1 ％)
愛知川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +157.1％( +15.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 93.8 坪から -50.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 15.1 坪から +110.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.0 分 → 2020年 20.0 分、+122.2 ％と大きく増加)
彦根駅 51.6 万/坪(昨年同期比 +4.2 ％)
彦根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.6万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +4.2％( +2.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 24.5年から -45.9 ％減)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 132.0 坪から -41.5 ％減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 75.2 坪から -43.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.5 年 → 2020年 13.3 年、-45.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 23.3 分 → 2020年 19.7 分、-15.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 ％ → 2020年 33.3 ％)
日野駅 13.8 万/坪(昨年同期比 -84.4 ％)
日野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.8万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -84.4％( -74.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 205.7 坪 (昨年 245.0 坪から -16.0 ％減)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 13.6 坪から +433.3 ％増)。
朝日大塚駅 9.8 万/坪(昨年同期比 -57.0 ％)
朝日大塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -57.0％( -13.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.3年(昨年 31.3年から +57.6 ％増)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 73.4 坪から +77.3 ％増)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 31.0 坪から -9.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 45.0 分 → 2020年 30.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 31.3 年 → 2020年 49.3 年、+57.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示