【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の東武亀戸線 (亀戸駅~曳舟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.8%( -220.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.3年(昨年 31.2年から -12.6 %減)。平均土地面積は 26.1 坪 (昨年 46.8 坪から -44.1 %減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 61.9 坪から -34.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。東あずま駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東あずま駅で昨年に比べ +21.0 %、坪単価は 156 万円/坪となった。
上位 1 駅(東あずま駅)は +21.0 %(坪単価 +27.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(曳舟駅)は -92.8 %(坪単価 -1636.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 31.2 年 → 2020年 27.3 年、-12.6 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 22.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 22.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.4 % → 2020年 27.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.1 % → 2020年 9.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東あずま駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.0%( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -52.0%( -127.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武亀戸線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
亀戸駅 | 118万/坪 (35.5年/34.3坪) | 246万/坪 (32.4年/44.6坪) | 124万/坪 (30.2年/53.4坪) |
亀戸水神駅 | - | - | - |
東あずま駅 | 156万/坪 (16.5年/18.5坪) | 129万/坪 (27.2年/22.3坪) | - |
小村井駅 | 204万/坪 (54.5年/16.6坪) | - | 98.9万/坪 (0年/91.5坪) |
曳舟駅 | 127万/坪 (23.5年/31.3坪) | 1,763万/坪 (36.5年/157坪) | 194万/坪 (0.17年/15.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東あずま駅 155.9 万/坪(昨年同期比 +21.0 %)
東あずま駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.0%( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.5年(昨年 27.2年から -39.3 %減)。平均土地面積は 18.5 坪 (昨年 22.3 坪から -16.9 %減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 25.2 坪から +12.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 27.2 年 → 2020年 16.5 年、-39.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 5.8 分 → 2020年 6.8 分、+17.4 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 25.0 %)
曳舟駅 126.7 万/坪(昨年同期比 -92.8 %)
曳舟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -92.8%( -1636.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 36.5年から -35.6 %減)。平均土地面積は 31.3 坪 (昨年 157.3 坪から -80.1 %減)。平均建物面積は 61.0 坪 (昨年 45.4 坪から +34.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 36.5 年 → 2020年 23.5 年、-35.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 6.3 分、+26.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示