【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の東京メトロ半蔵門線 (渋谷駅~押上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 259万円/坪(78.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -36.1%( -146.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -61.5%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.4年(昨年 21.9年から +79.7 %増)。平均土地面積は 37.2 坪 (昨年 53.8 坪から -30.8 %減)。平均建物面積は 106.8 坪 (昨年 84.2 坪から +26.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。押上駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは押上駅で昨年に比べ +73.9 %、坪単価は 284 万円/坪となった。
上位 1 駅(押上駅)は +73.9 %(坪単価 +120.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(水天宮前駅)は -56.7 %(坪単価 -205.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.9 % → 2024年 20.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.9 年 → 2024年 39.4 年、+79.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.1 分 → 2024年 7.2 分、+18.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.9 % → 2024年 70.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.9 % → 2024年 10.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった清澄白河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 331万円/坪(100万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.2%( -59.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった水天宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -56.7%( -205.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ半蔵門線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
渋谷駅 | - | 717万/坪 (21.6年/44.4坪) | 353万/坪 (50.3年/66.6坪) |
表参道駅 | - | 791万/坪 (39.9年/235坪) | 544万/坪 (26.3年/15.1坪) |
青山一丁目駅 | - | - | 511万/坪 (16.3年/21.2坪) |
永田町駅 | - | - | - |
半蔵門駅 | - | - | - |
九段下駅 | - | - | - |
神保町駅 | 282万/坪 (50.3年/30.3坪) | - | 499万/坪 (34.3年/37.8坪) |
大手町駅 | - | - | - |
三越前駅 | - | - | - |
水天宮前駅 | 157万/坪 (46.3年/13.6坪) | 362万/坪 (34.0年/26.1坪) | 212万/坪 (34.6年/58.5坪) |
清澄白河駅 | 331万/坪 (24.3年/18.2坪) | 390万/坪 (14.3年/21.2坪) | 234万/坪 (28.3年/25.4坪) |
住吉駅 | 321万/坪 (38.8年/34.0坪) | 291万/坪 (13.3年/34.6坪) | 237万/坪 (9.1年/27.0坪) |
錦糸町駅 | 204万/坪 (35.6年/25.2坪) | 323万/坪 (19.3年/27.2坪) | 441万/坪 (0年/90.8坪) |
押上駅 | 284万/坪 (44.3年/83.2坪) | 163万/坪 (23.3年/25.7坪) | 254万/坪 (4.3年/15.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
押上駅 284.2 万/坪(昨年同期比 +73.9 %)
押上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 284万円/坪(86.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +73.9%( +120.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.3年(昨年 23.3年から +90.3 %増)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 25.7 坪から +223.5 %増)。平均建物面積は 166.4 坪 (昨年 43.1 坪から +286.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.5 分 → 2024年 4.5 分、-40.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.3 年 → 2024年 44.3 年、+90.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
水天宮前駅 156.6 万/坪(昨年同期比 -56.7 %)
水天宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -56.7%( -205.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 34.0年から +36.0 %増)。平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 26.1 坪から -47.8 %減)。平均建物面積は 115.0 坪 (昨年 87.3 坪から +31.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 34.0 年 → 2024年 46.3 年、+36.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示