【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の名古屋市上飯田線 (上飯田駅~平安通駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.4万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.5%( -5.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +88.9%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 13.5年から -17.1 %減)。平均土地面積は 35.0 坪 (昨年 48.7 坪から -28.3 %減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 58.7 坪から -35.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。平安通駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは平安通駅で昨年に比べ +79.5 %、坪単価は 117 万円/坪となった。
上位 1 駅(平安通駅)は +79.5 %(坪単価 +51.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上飯田駅)は -12.8 %(坪単価 -13.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 13.5 年 → 2024年 11.2 年、-17.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 15.4 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 % → 2024年 38.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 7.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平安通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +79.5%( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上飯田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.8%( -13.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて +75.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
名古屋市上飯田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上飯田駅 | 89.8万/坪 (10.4年/36.9坪) | 103万/坪 (12.5年/35.5坪) | 103万/坪 (19.5年/150坪) |
平安通駅 | 117万/坪 (15.5年/25.7坪) | 65.2万/坪 (21.5年/154坪) | 116万/坪 (0.00年/16.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平安通駅 117.1 万/坪(昨年同期比 +79.5 %)
平安通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +79.5%( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 21.5年から -27.9 %減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 154.3 坪から -83.3 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 229.9 坪から -86.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.5 年 → 2024年 15.5 年、-27.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 5.7 分、-29.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
上飯田駅 89.8 万/坪(昨年同期比 -12.8 %)
上飯田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.8%( -13.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて +75.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.4年(昨年 12.5年から -16.7 %減)。平均土地面積は 36.9 坪 (昨年 35.5 坪から +4.0 %増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 37.2 坪から +4.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 12.5 年 → 2024年 10.4 年、-16.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 9.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 14.0 分 → 2024年 15.5 分、+10.4 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 45.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 9.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示