【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の伊予鉄高浜線 (高浜駅~松山市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.6万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -53.8%( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて -15.4%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 21.3年から +52.8 %増)。平均土地面積は 67.2 坪 (昨年 67.9 坪から -1.0 %減)。平均建物面積は 60.4 坪 (昨年 37.3 坪から +61.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(衣山駅)は -25.1 %(坪単価 -16.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山西駅)は -71.6 %(坪単価 -128.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 21.3 年 → 2023年 32.5 年、+52.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.5 % → 2023年 40.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 46.2 % → 2023年 18.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -27.3%( -21.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -40.5%( -20.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄高浜線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高浜駅 | - | - | 5.7万/坪 (50.3年/25.7坪) |
梅津寺駅 | - | - | - |
港山駅 | 29.7万/坪 (37.3年/58.0坪) | - | 50.6万/坪 (11.3年/34.8坪) |
三津駅 | 30.5万/坪 (37.8年/49.2坪) | 51.2万/坪 (20.6年/44.9坪) | 71.2万/坪 (9.6年/112坪) |
山西駅 | 50.9万/坪 (34.6年/76.1坪) | 179万/坪 (28.7年/45.4坪) | 70.4万/坪 (14.4年/56.9坪) |
西衣山駅 | 28.5万/坪 (40.9年/53.4坪) | - | - |
衣山駅 | 48.0万/坪 (28.3年/100坪) | 64.1万/坪 (19.9年/83.2坪) | 68.5万/坪 (16.5年/82.0坪) |
古町駅 | 59.5万/坪 (45.3年/30.3坪) | - | 42.0万/坪 (24.3年/31.8坪) |
大手町駅 | - | 35.7万/坪 (35.3年/30.3坪) | - |
松山市駅 | 58.1万/坪 (19.6年/28.7坪) | 79.9万/坪 (14.9年/94.8坪) | 51.3万/坪 (40.6年/40.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
衣山駅 48.0 万/坪(昨年同期比 -25.1 %)
衣山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -25.1%( -16.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 19.9年から +41.8 %増)。平均土地面積は 100.0 坪 (昨年 83.2 坪から +20.3 %増)。平均建物面積は 112.8 坪 (昨年 72.1 坪から +56.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.0 分 → 2023年 15.0 分、-28.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.9 年 → 2023年 28.3 年、+41.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 28.6 %)
山西駅 50.9 万/坪(昨年同期比 -71.6 %)
山西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.9万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -71.6%( -128.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.6年(昨年 28.7年から +20.6 %増)。平均土地面積は 76.1 坪 (昨年 45.4 坪から +67.8 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 26.7 坪から +49.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.7 年 → 2023年 34.6 年、+20.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.9 分 → 2023年 23.0 分、+28.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示