【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の伊予鉄郡中線 (松山市駅~郡中港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +22.4%( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2022年)に比べて +78.3%( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.7年(昨年 12.6年から +16.8 %増)。平均土地面積は 71.0 坪 (昨年 57.6 坪から +23.3 %増)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 35.6 坪から -0.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。土居田駅、岡田駅、松前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは土居田駅で昨年に比べ +52.3 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 2 駅(土居田駅、岡田駅)は +42.3 %(坪単価 +28.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鎌田駅、松山市駅)は -16.4 %(坪単価 -13.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 16.4 分 → 2023年 13.8 分、-15.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 % → 2023年 12.2 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 % → 2023年 7.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 12.6 年 → 2023年 14.7 年、+16.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.7 % → 2023年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 56.5 % → 2023年 52.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった土居田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +52.3%( +38.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて +333.3%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鎌田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -32.7%( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄郡中線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松山市駅 | 82.6万/坪 (1.0年/31.8坪) | 82.8万/坪 (3.5年/52.9坪) | 61.3万/坪 (37.0年/57.9坪) |
土橋駅 | 110万/坪 (0年/36.3坪) | - | 132万/坪 (17.5年/27.2坪) |
土居田駅 | 112万/坪 (11.0年/41.2坪) | 73.5万/坪 (17.0年/47.9坪) | 96.6万/坪 (0年/37.1坪) |
余戸駅 | 82.8万/坪 (21.4年/92.3坪) | 71.9万/坪 (9.4年/71.3坪) | 88.4万/坪 (16.1年/70.0坪) |
鎌田駅 | 57.1万/坪 (21.0年/37.1坪) | 84.8万/坪 (3.2年/38.4坪) | 72.5万/坪 (9.9年/51.2坪) |
岡田駅 | 75.6万/坪 (28.0年/333坪) | 57.1万/坪 (25.5年/73.4坪) | 54.1万/坪 (38.0年/63.5坪) |
古泉駅 | - | - | - |
松前駅 | 59.2万/坪 (10.3年/108坪) | 46.1万/坪 (46.5年/75.6坪) | 84.1万/坪 (16.0年/40.8坪) |
地蔵町駅 | 103万/坪 (0年/30.3坪) | - | 66.0万/坪 (17.3年/47.9坪) |
新川駅 | - | 86.0万/坪 (4.0年/43.9坪) | 97.0万/坪 (0年/43.1坪) |
郡中駅 | - | - | - |
郡中港駅 | - | 80.8万/坪 (1.0年/42.4坪) | 73.7万/坪 (0年/201坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土居田駅 112.0 万/坪(昨年同期比 +52.3 %)
土居田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +52.3%( +38.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて +333.3%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 17.0年から -35.3 %減)。平均土地面積は 41.2 坪 (昨年 47.9 坪から -14.0 %減)。平均建物面積は 28.3 坪 (昨年 34.8 坪から -18.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 17.0 年 → 2023年 11.0 年、-35.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 61.5 %)
岡田駅 75.6 万/坪(昨年同期比 +32.3 %)
岡田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.6万円/坪(22.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +32.3%( +18.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 25.5年から +9.8 %増)。平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 73.4 坪から +353.6 %増)。平均建物面積は 84.7 坪 (昨年 33.3 坪から +154.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.5 分 → 2023年 3.0 分、-83.8 %と大きく減少)
鎌田駅 57.1 万/坪(昨年同期比 -32.7 %)
鎌田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -32.7%( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 3.2年から +556.3 %増)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 38.4 坪から -3.5 %減)。平均建物面積は 26.8 坪 (昨年 30.6 坪から -12.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.2 分 → 2023年 12.5 分、-22.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 3.2 年 → 2023年 21.0 年、+556.3 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.0 % → 2023年 25.0 %)
松山市駅 82.6 万/坪(昨年同期比 -0.2 %)
松山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -0.2%( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 3.5年から -71.4 %減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 52.9 坪から -40.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 48.4 坪から -37.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 3.5 年 → 2023年 1.0 年、-71.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示