【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の井原鉄道 (総社駅~子守唄の里高屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +39.5%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.6年(昨年 29.1年から -32.8 %減)。平均土地面積は 101.1 坪 (昨年 125.9 坪から -19.7 %減)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 46.1 坪から -4.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。総社駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは総社駅で昨年に比べ +55.1 %、坪単価は 78.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(総社駅、吉備真備駅)は +32.3 %(坪単価 +16.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小田駅、井原駅)は -93.2 %(坪単価 -30.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.1 年 → 2023年 19.6 年、-32.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 31.1 分 → 2023年 24.6 分、-20.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.8 % → 2023年 47.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 42.9 % → 2023年 21.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 4.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった総社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.0万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +55.1%( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて +62.5%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった井原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -93.1%( -21.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
井原鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
総社駅 | 78.0万/坪 (9.2年/55.4坪) | 50.3万/坪 (26.9年/70.9坪) | 54.2万/坪 (20.1年/75.8坪) |
清音駅 | - | - | - |
川辺宿駅 | 9.9万/坪 (41.8年/45.4坪) | 42.0万/坪 (47.3年/363坪) | 72.7万/坪 (1.3年/57.5坪) |
吉備真備駅 | 48.9万/坪 (17.3年/126坪) | 44.7万/坪 (22.3年/56.0坪) | - |
備中呉妹駅 | - | - | - |
三谷駅 | - | - | 9.7万/坪 (47.3年/81.7坪) |
矢掛駅 | 6.3万/坪 (40.3年/149坪) | 10.2万/坪 (33.3年/237坪) | - |
小田駅 | 3.0万/坪 (0年/106坪) | 43.4万/坪 (29.8年/189坪) | - |
早雲の里荏原駅 | 3.3万/坪 (54.3年/175坪) | 4.1万/坪 (48.3年/227坪) | - |
井原駅 | 1.6万/坪 (0年/231坪) | 22.7万/坪 (32.5年/67.7坪) | 30.7万/坪 (23.6年/170坪) |
いずえ駅 | - | - | 61.5万/坪 (0.8年/58.2坪) |
子守唄の里高屋駅 | 34.4万/坪 (26.3年/242坪) | 62.6万/坪 (0.25年/48.4坪) | 38.7万/坪 (31.3年/54.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
総社駅 78.0 万/坪(昨年同期比 +55.1 %)
総社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.0万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +55.1%( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて +62.5%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.2年(昨年 26.9年から -65.9 %減)。平均土地面積は 55.4 坪 (昨年 70.9 坪から -21.9 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 35.0 坪から +2.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.9 年 → 2023年 9.2 年、-65.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 75.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 8.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 7.7 %)
吉備真備駅 48.9 万/坪(昨年同期比 +9.4 %)
吉備真備駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +9.4%( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 22.3年から -22.5 %減)。平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 56.0 坪から +124.3 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 29.5 坪から +17.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 22.3 年 → 2023年 17.3 年、-22.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 40.5 分 → 2023年 10.0 分、-75.3 %と大きく減少)
小田駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -93.2 %)
小田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -93.2%( -40.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 189.1 坪から -44.0 %減)。平均建物面積は 84.7 坪 (昨年 43.5 坪から +94.8 %増)。
井原駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -93.1 %)
井原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -93.1%( -21.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 231.4 坪 (昨年 67.7 坪から +241.9 %増)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 43.9 坪から -62.1 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示