この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
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【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.9万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -17.5%( -8.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2023年)に比べて -13.8%( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 23.8年から +29.3 %増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 102.8 坪から -13.2 %減)。平均建物面積は 64.2 坪 (昨年 64.3 坪から -0.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。大泉駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは稲荷町駅で昨年に比べ -58.8 %、坪単価は 32.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(栄町駅)は +0.1 %(坪単価 +0.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(稲荷町駅)は -58.8 %(坪単価 -45.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 % → 2024年 7.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.8 年 → 2024年 30.7 年、+29.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 % → 2024年 35.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.6 % → 2024年 35.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった栄町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +0.1%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲荷町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -58.8%( -45.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | 32.0万/坪 (48.5年/25.7坪) | 77.8万/坪 (3.0年/33.3坪) | 51.3万/坪 (28.4年/57.9坪) |
栄町駅 | 52.6万/坪 (33.2年/65.8坪) | 52.6万/坪 (24.1年/41.6坪) | 44.6万/坪 (31.7年/53.8坪) |
不二越駅 | 38.3万/坪 (25.6年/74.0坪) | 44.4万/坪 (23.1年/112坪) | 59.0万/坪 (15.2年/90.1坪) |
大泉駅 | 46.8万/坪 (27.6年/71.6坪) | 51.3万/坪 (24.5年/87.3坪) | 43.9万/坪 (27.6年/105坪) |
南富山駅 | 33.6万/坪 (38.2年/145坪) | 50.5万/坪 (24.0年/125坪) | 90.4万/坪 (19.8年/150坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
栄町駅 52.6 万/坪(昨年同期比 +0.1 %)
栄町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +0.1%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 24.1年から +37.6 %増)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 41.6 坪から +58.2 %増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 25.7 坪から +85.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.1 年 → 2024年 33.2 年、+37.6 %と大きく増加)
稲荷町駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -58.8 %)
稲荷町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -58.8%( -45.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 48.5年(昨年 3.0年から +1517.9 %増)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 33.3 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 25.7 坪から -23.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 3.0 年 → 2024年 48.5 年、+1517.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 15.0 分、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示