この記事は不動産鑑定士の竹内英二氏、宅地建物取引士の岩野愛弓氏により監修されたものです
【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.4万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +80.6%( +19.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +137.5%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 32.8年から -26.8 %減)。平均土地面積は 87.6 坪 (昨年 95.3 坪から -8.0 %減)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 35.2 坪から +49.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。不二越駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは不二越駅で昨年に比べ +73.6 %、坪単価は 9.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(不二越駅)は +73.6 %(坪単価 +4.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大泉駅)は -3.5 %(坪単価 -1.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.8 年 → 2021年 24.0 年、-26.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 44.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -3.5%( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった不二越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +73.6%( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | 36.1万/坪 (26.3年/43.9坪) | - | - |
栄町駅 | 56.2万/坪 (22.3年/39.3坪) | - | - |
不二越駅 | 9.4万/坪 (27.3年/28.7坪) | 5.4万/坪 (41.8年/108坪) | 56.2万/坪 (7.3年/116坪) |
大泉駅 | 41.1万/坪 (24.9年/89.1坪) | 42.6万/坪 (23.8年/126坪) | 45.5万/坪 (31.6年/54.0坪) |
南富山駅 | 50.0万/坪 (22.4年/111坪) | - | 58.3万/坪 (23.8年/110坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
不二越駅 9.4 万/坪(昨年同期比 +73.6 %)
不二越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +73.6%( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 41.8年から -34.7 %減)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 108.4 坪から -73.5 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 31.0 坪から +2.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 41.8 年 → 2021年 27.3 年、-34.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 30.0 分、+233.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
大泉駅 41.1 万/坪(昨年同期比 -3.5 %)
大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -3.5%( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 23.8年から +4.7 %増)。平均土地面積は 89.1 坪 (昨年 126.3 坪から -29.5 %減)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 39.3 坪から +16.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 20.5 分 → 2021年 23.4 分、+14.4 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示