この記事は不動産鑑定士の竹内英二氏、宅地建物取引士の岩野愛弓氏により監修されたものです
【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.2%( -7.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -6.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 14.3年から +73.3 %増)。平均土地面積は 138.7 坪 (昨年 81.4 坪から +70.5 %増)。平均建物面積は 107.0 坪 (昨年 58.9 坪から +81.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。南富山駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南富山駅で昨年に比べ +18.4 %、坪単価は 65.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(南富山駅)は +18.4 %(坪単価 +10.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大泉駅)は -68.3 %(坪単価 -35.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.3 年 → 2022年 24.9 年、+73.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 25.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.7 % → 2022年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.7万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.4%( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -68.3%( -35.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | - | 75.1万/坪 (1.0年/57.5坪) | - |
栄町駅 | 25.3万/坪 (42.0年/46.1坪) | - | - |
不二越駅 | - | 44.1万/坪 (12.0年/59.0坪) | 45.5万/坪 (16.7年/40.5坪) |
大泉駅 | 16.2万/坪 (39.7年/160坪) | 51.2万/坪 (16.8年/61.5坪) | 42.1万/坪 (28.1年/73.1坪) |
南富山駅 | 65.7万/坪 (13.6年/154坪) | 55.5万/坪 (14.4年/109坪) | 48.4万/坪 (1.0年/148坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 65.7 万/坪(昨年同期比 +18.4 %)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.7万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.4%( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 14.4年から -5.9 %減)。平均土地面積は 153.9 坪 (昨年 108.9 坪から +41.3 %増)。平均建物面積は 87.9 坪 (昨年 86.6 坪から +1.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 42.9 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 % → 2022年 42.9 %)
大泉駅 16.2 万/坪(昨年同期比 -68.3 %)
大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -68.3%( -35.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.7年(昨年 16.8年から +135.6 %増)。平均土地面積は 159.8 坪 (昨年 61.5 坪から +159.8 %増)。平均建物面積は 199.1 坪 (昨年 34.5 坪から +476.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.8 年 → 2022年 39.7 年、+135.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示