【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の大阪今里筋線 (井高野駅~今里駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.7万円/坪(26.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +3.6%( +3.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 61 件(1年前(2021年)に比べて -30.7%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 21.4年から -1.0 %減)。平均土地面積は 26.8 坪 (昨年 28.1 坪から -4.6 %減)。平均建物面積は 41.5 坪 (昨年 45.7 坪から -9.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。井高野駅、新森古市駅、緑橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新森古市駅で昨年に比べ +64.7 %、坪単価は 122 万円/坪となった。
上位 2 駅(新森古市駅、緑橋駅)は +46.1 %(坪単価 +35.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(だいどう豊里駅、清水駅)は -27.4 %(坪単価 -28.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.1 % → 2022年 6.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 16.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.5 % → 2022年 41.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.1 % → 2022年 24.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新森古市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +64.7%( +48.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -27.1%( -26.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
大阪今里筋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
井高野駅 | 101万/坪 (10.5年/22.7坪) | 80.0万/坪 (19.3年/25.2坪) | 75.8万/坪 (32.8年/25.7坪) |
瑞光四丁目駅 | 95.3万/坪 (14.5年/19.1坪) | 83.5万/坪 (20.6年/33.3坪) | 88.5万/坪 (28.8年/132坪) |
だいどう豊里駅 | 80.1万/坪 (20.6年/40.0坪) | 111万/坪 (7.6年/27.4坪) | 105万/坪 (7.0年/24.8坪) |
太子橋今市駅 | 94.5万/坪 (19.5年/27.0坪) | 91.5万/坪 (9.5年/25.0坪) | 73.8万/坪 (20.3年/155坪) |
清水駅 | 71.3万/坪 (26.7年/42.9坪) | 97.8万/坪 (15.3年/26.3坪) | 106万/坪 (0.25年/24.2坪) |
新森古市駅 | 122万/坪 (-0.75年/15.6坪) | 74.3万/坪 (28.3年/55.2坪) | 103万/坪 (24.3年/24.7坪) |
関目成育駅 | 169万/坪 (0.25年/19.7坪) | - | - |
蒲生四丁目駅 | 77.7万/坪 (33.9年/21.2坪) | 75.3万/坪 (22.0年/19.1坪) | 68.9万/坪 (32.7年/21.8坪) |
鴫野駅 | 92.4万/坪 (19.8年/20.7坪) | 83.6万/坪 (38.1年/23.1坪) | 116万/坪 (34.3年/24.2坪) |
緑橋駅 | 106万/坪 (36.0年/32.9坪) | 83.0万/坪 (17.3年/19.5坪) | 105万/坪 (14.9年/33.4坪) |
今里駅 | 71.9万/坪 (20.5年/23.3坪) | 72.7万/坪 (30.3年/35.6坪) | 73.7万/坪 (20.4年/21.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新森古市駅 122.3 万/坪(昨年同期比 +64.7 %)
新森古市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +64.7%( +48.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.7年(昨年 28.3年から -102.6 %減)。平均土地面積は 15.6 坪 (昨年 55.2 坪から -71.7 %減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 108.5 坪から -72.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.3 年 → 2022年 -0.7 年、-102.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.8 分 → 2022年 9.7 分、+103.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 33.3 %)
緑橋駅 105.9 万/坪(昨年同期比 +27.6 %)
緑橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +27.6%( +22.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -77.8%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 17.3年から +107.8 %増)。平均土地面積は 32.9 坪 (昨年 19.5 坪から +68.8 %増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 29.7 坪から +24.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 7.1 分 → 2022年 6.2 分、-11.4 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.3 年 → 2022年 36.0 年、+107.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 50.0 %)
だいどう豊里駅 80.1 万/坪(昨年同期比 -27.7 %)
だいどう豊里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.1万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -27.7%( -30.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -30.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 7.6年から +171.9 %増)。平均土地面積は 40.0 坪 (昨年 27.4 坪から +46.0 %増)。平均建物面積は 82.5 坪 (昨年 36.6 坪から +125.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.6 年 → 2022年 20.6 年、+171.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 42.9 %)
清水駅 71.3 万/坪(昨年同期比 -27.1 %)
清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -27.1%( -26.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 15.3年から +74.7 %増)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 26.3 坪から +63.1 %増)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 62.8 坪から -49.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 8.8 分 → 2022年 7.8 分、-10.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.3 年 → 2022年 26.7 年、+74.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.5 % → 2022年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示