【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR豊肥本線 (大分駅～豊後荻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +29.0％( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(１年前(2020年)に比べて +7.8％( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 28.2年から -33.3 ％減)。平均土地面積は 89.3 坪 (昨年 116.0 坪から -23.0 ％減)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 57.6 坪から +2.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中判田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊後竹田駅で昨年に比べ +687.5 ％、坪単価は 84.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(豊後竹田駅、竹中駅)は +624.6 ％(坪単価 +167.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大分大学前駅、三重町駅)は -26.7 ％(坪単価 -17.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 28.2 年 → 2021年 18.8 年、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.9 ％ → 2021年 37.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.4 ％ → 2021年 23.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった竹中駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 307万円/坪(92.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +561.8％( +260.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった朝地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +8.2％( +0.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR豊肥本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大分駅 | 64.4万/坪 (18.5年/88.2坪) | 58.8万/坪 (33.2年/128坪) | 130万/坪 (33.6年/122坪) |
| 滝尾駅 | 76.8万/坪 (14.3年/45.0坪) | 75.4万/坪 (0年/40.8坪) | 114万/坪 (0年/64.3坪) |
| 敷戸駅 | 65.6万/坪 (20.9年/63.3坪) | 57.1万/坪 (24.4年/66.8坪) | 42.7万/坪 (36.4年/83.2坪) |
| 大分大学前駅 | 51.4万/坪 (20.6年/75.3坪) | 82.3万/坪 (31.6年/126坪) | 59.2万/坪 (46.0年/75.6坪) |
| 中判田駅 | 103万/坪 (2.1年/65.9坪) | 56.3万/坪 (24.0年/74.7坪) | 45.9万/坪 (24.3年/101坪) |
| 竹中駅 | 46.4万/坪 (24.4年/130坪) | 28.0万/坪 (17.0年/78.7坪) | |
| 犬飼駅 | - | 46.0万/坪 (13.0年/333坪) | 5.6万/坪 (48.5年/194坪) |
| 菅尾駅 | - | - | - |
| 三重町駅 | 18.1万/坪 (36.4年/132坪) | 21.5万/坪 (38.5年/133坪) | 12.7万/坪 (0年/22.7坪) |
| 豊後清川駅 | - | - | - |
| 緒方駅 | - | - | 11.7万/坪 (48.0年/54.5坪) |
| 朝地駅 | 8.5万/坪 (42.0年/52.9坪) | 7.9万/坪 (49.0年/454坪) | - |
| 豊後竹田駅 | 84.1万/坪 (9.0年/245坪) | 10.7万/坪 (47.4年/192坪) | 24.5万/坪 (38.0年/178坪) |
| 玉来駅 | 14.5万/坪 (29.0年/96.8坪) | - | - |
| 豊後荻駅 | 7.6万/坪 (58.0年/290坪) | - | 3.3万/坪 (32.0年/203坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊後竹田駅 84.1 万/坪(昨年同期比 +687.5 ％)
豊後竹田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +687.5％( +73.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 47.4年から -81.0 ％減)。平均土地面積は 245.0 坪 (昨年 191.7 坪から +27.8 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 40.5 坪から -17.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 47.4 年 → 2021年 9.0 年、-81.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 46.2 分 → 2021年 38.0 分、-17.8 ％と減少)
竹中駅 307.0 万/坪(昨年同期比 +561.8 ％)
竹中駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 307万円/坪(92.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +561.8％( +260.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 24.4年から -38.4 ％減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 31.3 坪から +35.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.4 年 → 2021年 15.0 年、-38.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 36.0 分 → 2021年 30.0 分、-16.7 ％と減少)
大分大学前駅 51.4 万/坪(昨年同期比 -37.5 ％)
大分大学前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.4万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -37.5％( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.6年(昨年 31.6年から -34.8 ％減)。平均土地面積は 75.3 坪 (昨年 126.4 坪から -40.4 ％減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 57.8 坪から -38.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.6 年 → 2021年 20.6 年、-34.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.4 分 → 2021年 23.0 分、+32.2 ％と大きく増加)
三重町駅 18.1 万/坪(昨年同期比 -15.9 ％)
三重町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.1万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -15.9％( -3.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 38.5年から -5.6 ％減)。平均土地面積は 132.1 坪 (昨年 133.1 坪から -0.8 ％減)。平均建物面積は 57.0 坪 (昨年 39.3 坪から +44.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.0 分 → 2021年 11.3 分、-43.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示