【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の北総鉄道 (矢切駅~印旛日本医大駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.5%( -4.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 59 件(1年前(2023年)に比べて -60.4%( -90件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.1年(昨年 13.4年から -9.5 %減)。平均土地面積は 55.1 坪 (昨年 60.0 坪から -8.1 %減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 39.7 坪から -12.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。印旛日本医大駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは印旛日本医大駅で昨年に比べ +20.9 %、坪単価は 81.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(印旛日本医大駅、北国分駅)は +19.8 %(坪単価 +18.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大町駅、小室駅)は -37.6 %(坪単価 -34.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.4 % → 2024年 3.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.7 分 → 2024年 20.3 分、+29.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.8 % → 2024年 26.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.5 % → 2024年 28.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北国分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.7%( +23.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.1万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -53.1%( -47.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -88.9%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
北総鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
矢切駅 | 114万/坪 (16.7年/67.4坪) | 112万/坪 (17.8年/58.2坪) | 103万/坪 (18.7年/34.0坪) |
北国分駅 | 151万/坪 (0.5年/36.3坪) | 127万/坪 (8.8年/66.4坪) | 96.0万/坪 (18.7年/64.2坪) |
秋山駅 | 76.6万/坪 (25.0年/30.3坪) | 97.1万/坪 (7.8年/43.1坪) | 74.3万/坪 (19.0年/48.9坪) |
東松戸駅 | - | 115万/坪 (9.0年/86.9坪) | 67.5万/坪 (27.1年/51.2坪) |
松飛台駅 | - | 139万/坪 (0年/39.3坪) | 91.9万/坪 (17.5年/36.8坪) |
大町駅 | 42.1万/坪 (51.0年/109坪) | 89.6万/坪 (18.6年/38.3坪) | - |
新鎌ケ谷駅 | 108万/坪 (10.3年/32.8坪) | 98.7万/坪 (23.1年/60.0坪) | 75.3万/坪 (30.3年/38.6坪) |
西白井駅 | 75.3万/坪 (21.4年/53.8坪) | 68.0万/坪 (23.3年/60.7坪) | 56.6万/坪 (24.7年/46.6坪) |
白井駅 | 75.9万/坪 (18.3年/52.4坪) | 67.0万/坪 (27.2年/108坪) | 66.1万/坪 (17.2年/39.0坪) |
小室駅 | 75.0万/坪 (14.6年/43.9坪) | 96.4万/坪 (3.3年/46.1坪) | 88.6万/坪 (5.8年/90.8坪) |
千葉ニュータウン中央駅 | 108万/坪 (5.8年/64.7坪) | 123万/坪 (8.0年/56.0坪) | 141万/坪 (1.2年/51.4坪) |
印西牧の原駅 | 112万/坪 (7.1年/53.9坪) | 135万/坪 (2.1年/53.5坪) | 135万/坪 (3.8年/55.0坪) |
印旛日本医大駅 | 81.8万/坪 (14.0年/61.0坪) | 67.7万/坪 (19.2年/56.6坪) | 78.4万/坪 (15.0年/128坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
印旛日本医大駅 81.8 万/坪(昨年同期比 +20.9 %)
印旛日本医大駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.8万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +20.9%( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 19.2年から -27.1 %減)。平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 56.6 坪から +7.8 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 38.7 坪から +5.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 19.2 年 → 2024年 14.0 年、-27.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.8 分 → 2024年 18.3 分、+87.1 %と大きく増加)
北国分駅 150.6 万/坪(昨年同期比 +18.7 %)
北国分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.7%( +23.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 8.8年から -94.3 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 66.4 坪から -45.3 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 65.2 坪から -59.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 8.8 年 → 2024年 0.5 年、-94.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 72.7 % → 2024年 100.0 %)
大町駅 42.1 万/坪(昨年同期比 -53.1 %)
大町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.1万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -53.1%( -47.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -88.9%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 18.6年から +173.8 %増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 38.3 坪から +184.2 %増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 29.9 坪から +122.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.6 年 → 2024年 51.0 年、+173.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.6 分 → 2024年 15.0 分、+42.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 100.0 %)
小室駅 75.0 万/坪(昨年同期比 -22.1 %)
小室駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -22.1%( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 3.3年から +337.2 %増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 46.1 坪から -4.9 %減)。平均建物面積は 30.0 坪 (昨年 32.0 坪から -6.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 3.3 年 → 2024年 14.6 年、+337.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.6 分 → 2024年 18.0 分、+54.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示