【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の能勢電鉄妙見線 (川西能勢口駅～笹部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.4万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +17.5％( +9.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 86 件(１年前(2021年)に比べて -27.1％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 29.6年から -6.9 ％減)。平均土地面積は 55.6 坪 (昨年 51.4 坪から +8.1 ％増)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 34.1 坪から +7.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。平野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは絹延橋駅で昨年に比べ +186.0 ％、坪単価は 153 万円/坪となった。
上位 2 駅(絹延橋駅、一の鳥居駅)は +154.1 ％(坪単価 +58.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鼓滝駅、多田駅)は -28.5 ％(坪単価 -19.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 ％ → 2022年 15.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 39.8 ％ → 2022年 35.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.2 分 → 2022年 20.9 分、+29.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.0 ％ → 2022年 31.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +186.0％( +99.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一の鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +122.1％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 能勢電鉄妙見線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川西能勢口駅 | 66.3万/坪 (27.0年/59.0坪) | 61.3万/坪 (26.6年/53.4坪) | 56.1万/坪 (35.0年/43.7坪) |
| 絹延橋駅 | 153万/坪 (0.5年/25.7坪) | 53.5万/坪 (31.7年/18.8坪) | - |
| 滝山駅 | 79.5万/坪 (21.5年/56.7坪) | 37.4万/坪 (31.5年/50.8坪) | 89.8万/坪 (12.8年/47.9坪) |
| 鶯の森駅 | 66.1万/坪 (34.5年/126坪) | 61.1万/坪 (25.4年/49.7坪) | 70.2万/坪 (46.5年/59.0坪) |
| 鼓滝駅 | 42.2万/坪 (31.8年/52.3坪) | 71.1万/坪 (34.5年/49.0坪) | - |
| 多田駅 | 52.7万/坪 (31.4年/28.0坪) | 63.0万/坪 (26.9年/44.8坪) | 68.3万/坪 (19.9年/32.7坪) |
| 平野駅 | 77.0万/坪 (31.2年/73.3坪) | 61.8万/坪 (34.3年/77.3坪) | 80.1万/坪 (23.9年/54.8坪) |
| 一の鳥居駅 | 30.7万/坪 (44.0年/58.2坪) | 13.8万/坪 (55.5年/51.4坪) | - |
| 畦野駅 | 78.0万/坪 (19.5年/59.6坪) | 36.4万/坪 (36.1年/51.4坪) | 66.6万/坪 (19.7年/54.2坪) |
| 山下駅 | 44.4万/坪 (31.5年/53.7坪) | 38.3万/坪 (32.0年/46.9坪) | 55.7万/坪 (19.8年/94.5坪) |
| 笹部駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
絹延橋駅 153.1 万/坪(昨年同期比 +186.0 ％)
絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +186.0％( +99.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 31.7年から -98.4 ％減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 18.8 坪から +36.8 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.8 坪から +31.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.7 年 → 2022年 0.5 年、-98.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 100.0 ％)
一の鳥居駅 30.7 万/坪(昨年同期比 +122.1 ％)
一の鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +122.1％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 55.5年から -20.7 ％減)。平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 51.4 坪から +13.2 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 16.6 坪から +72.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 55.5 年 → 2022年 44.0 年、-20.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
鼓滝駅 42.2 万/坪(昨年同期比 -40.6 ％)
鼓滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.2万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -40.6％( -28.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 34.5年から -7.9 ％減)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 49.0 坪から +6.7 ％増)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 29.9 坪から +19.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 42.9 ％)
多田駅 52.7 万/坪(昨年同期比 -16.4 ％)
多田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.7万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -16.4％( -10.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 26.9年から +16.6 ％増)。平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 44.8 坪から -37.4 ％減)。平均建物面積は 28.6 坪 (昨年 32.5 坪から -12.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 14.5 分 → 2022年 12.0 分、-17.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 ％ → 2022年 15.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 26.9 年 → 2022年 31.4 年、+16.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示