【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の能勢電鉄妙見線 (川西能勢口駅~笹部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.4%( -9.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 118 件(1年前(2020年)に比べて +126.9%( +66件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 27.4年から +8.1 %増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 50.4 坪から +2.0 %増)。平均建物面積は 34.1 坪 (昨年 39.8 坪から -14.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。川西能勢口駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは川西能勢口駅で昨年に比べ +9.1 %、坪単価は 61.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(川西能勢口駅、多田駅)は +0.7 %(坪単価 -0.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滝山駅、畦野駅)は -51.9 %(坪単価 -41.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.7 % → 2021年 31.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 39.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.2 % → 2021年 5.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった多田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.0万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -7.7%( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった畦野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.4万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -45.4%( -30.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +85.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
能勢電鉄妙見線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
川西能勢口駅 | 61.3万/坪 (26.6年/53.4坪) | 56.1万/坪 (35.0年/43.7坪) | 66.4万/坪 (30.6年/58.5坪) |
絹延橋駅 | 53.5万/坪 (31.7年/18.8坪) | - | 46.3万/坪 (0年/30.3坪) |
滝山駅 | 37.4万/坪 (31.5年/50.8坪) | 89.8万/坪 (12.8年/47.9坪) | 115万/坪 (15.5年/79.2坪) |
鶯の森駅 | 61.1万/坪 (25.4年/49.7坪) | 70.2万/坪 (46.5年/59.0坪) | - |
鼓滝駅 | 71.1万/坪 (34.5年/49.0坪) | - | - |
多田駅 | 63.0万/坪 (26.9年/44.8坪) | 68.3万/坪 (19.9年/32.7坪) | 60.7万/坪 (23.9年/51.4坪) |
平野駅 | 61.8万/坪 (34.3年/77.3坪) | 80.1万/坪 (23.9年/54.8坪) | 39.2万/坪 (26.5年/108坪) |
一の鳥居駅 | 13.8万/坪 (55.5年/51.4坪) | - | - |
畦野駅 | 36.4万/坪 (36.1年/51.4坪) | 66.6万/坪 (19.7年/54.2坪) | 67.4万/坪 (20.4年/52.1坪) |
山下駅 | 38.3万/坪 (32.0年/46.9坪) | 55.7万/坪 (19.8年/94.5坪) | 45.5万/坪 (39.5年/30.3坪) |
笹部駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川西能勢口駅 61.3 万/坪(昨年同期比 +9.1 %)
川西能勢口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.3万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.1%( +5.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 50 件(1年前(2020年)に比べて +117.4%( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 35.0年から -23.9 %減)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 43.7 坪から +22.3 %増)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 48.1 坪から -27.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 35.0 年 → 2021年 26.6 年、-23.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.5 % → 2021年 24.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.7 % → 2021年 3.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 38.0 %)
多田駅 63.0 万/坪(昨年同期比 -7.7 %)
多田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.0万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -7.7%( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 19.9年から +35.0 %増)。平均土地面積は 44.8 坪 (昨年 32.7 坪から +37.0 %増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 26.0 坪から +25.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.9 年 → 2021年 26.9 年、+35.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.6 分 → 2021年 14.5 分、+36.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 12.5 %)
滝山駅 37.4 万/坪(昨年同期比 -58.3 %)
滝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.3%( -52.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 12.8年から +145.4 %増)。平均土地面積は 50.8 坪 (昨年 47.9 坪から +6.1 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 34.3 坪から +10.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 31.5 年、+145.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.7 分 → 2021年 7.8 分、+17.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 60.0 %)
畦野駅 36.4 万/坪(昨年同期比 -45.4 %)
畦野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.4万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -45.4%( -30.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +85.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 19.7年から +83.2 %増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 54.2 坪から -5.2 %減)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 34.8 坪から +14.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.7 年 → 2021年 36.1 年、+83.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.7 分 → 2021年 14.8 分、+69.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 46.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示