【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の能勢電鉄妙見線 (川西能勢口駅～笹部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +21.1％( +10.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 59 件(１年前(2019年)に比べて +11.3％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 32.6年から -21.7 ％減)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 46.2 坪から +15.6 ％増)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 29.3 坪から +14.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。鼓滝駅、多田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは絹延橋駅で昨年に比べ +3100.0 ％、坪単価は 132 万円/坪となった。
上位 2 駅(絹延橋駅、一の鳥居駅)は +1604.4 ％(坪単価 +75.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山下駅、滝山駅)は -17.3 ％(坪単価 -15.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 32.6 年 → 2020年 25.5 年、-21.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.5 ％ → 2020年 22.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 51.9 ％ → 2020年 29.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.8 分 → 2020年 24.4 分、+54.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.1 ％ → 2020年 31.6 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.9 ％ → 2020年 1.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +3100.0％( +128.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一の鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +108.8％( +22.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 能勢電鉄妙見線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川西能勢口駅 | 46.6万/坪 (30.9年/54.5坪) | 46.5万/坪 (39.2年/35.5坪) | 60.5万/坪 (31.2年/70.4坪) |
| 絹延橋駅 | 132万/坪 (-0.25年/31.8坪) | 4.1万/坪 (57.8年/9.1坪) | - |
| 滝山駅 | 91.1万/坪 (15.4年/35.3坪) | 106万/坪 (0.08年/39.8坪) | 22.5万/坪 (39.8年/69.6坪) |
| 鶯の森駅 | - | 35.0万/坪 (45.1年/58.0坪) | 63.2万/坪 (15.8年/40.8坪) |
| 鼓滝駅 | 74.0万/坪 (20.3年/33.7坪) | 52.9万/坪 (28.8年/43.9坪) | 38.0万/坪 (24.8年/39.8坪) |
| 多田駅 | 58.8万/坪 (26.4年/56.0坪) | 36.7万/坪 (39.2年/38.4坪) | 76.8万/坪 (14.0年/32.8坪) |
| 平野駅 | 63.1万/坪 (26.7年/61.6坪) | 54.5万/坪 (30.9年/61.5坪) | 50.0万/坪 (33.3年/57.0坪) |
| 一の鳥居駅 | 43.3万/坪 (15.4年/54.5坪) | 20.7万/坪 (40.8年/71.8坪) | 55.3万/坪 (7.8年/87.7坪) |
| 畦野駅 | 67.3万/坪 (24.6年/57.2坪) | 33.5万/坪 (35.4年/54.7坪) | 39.6万/坪 (46.5年/69.1坪) |
| 山下駅 | 63.5万/坪 (11.3年/54.5坪) | 79.7万/坪 (7.8年/43.6坪) | 45.2万/坪 (25.3年/91.3坪) |
| 笹部駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
絹延橋駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +3100.0 ％)
絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +3100.0％( +128.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は -0.2年(昨年 57.8年から -100.4 ％減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 9.1 坪から +250.0 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 12.1 坪から +150.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 57.8 年 → 2020年 -0.2 年、-100.4 ％と大きく減少)
一の鳥居駅 43.3 万/坪(昨年同期比 +108.8 ％)
一の鳥居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +108.8％( +22.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 40.8年から -62.2 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 71.8 坪から -24.2 ％減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 40.1 坪から -15.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 40.8 年 → 2020年 15.4 年、-62.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
山下駅 63.5 万/坪(昨年同期比 -20.3 ％)
山下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.5万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -20.3％( -16.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 7.8年から +45.2 ％増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 43.6 坪から +25.0 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 28.7 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.6 分 → 2020年 5.5 分、-48.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 7.8 年 → 2020年 11.3 年、+45.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
滝山駅 91.1 万/坪(昨年同期比 -14.2 ％)
滝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.1万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -14.2％( -15.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.4年(昨年 0.1年から +18067.7 ％増)。平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 39.8 坪から -11.4 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 30.3 坪から -10.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.1 年 → 2020年 15.4 年、+18067.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示