【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の関東鉄道常総線 (取手駅～下館駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +11.6％( +3.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -61.8％( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 24.4年から -5.4 ％減)。平均専有面積は 74.0 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。取手駅、ゆめみ野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはゆめみ野駅で昨年に比べ +37.7 ％、単価は 16.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(ゆめみ野駅)は +37.7 ％(単価 +4.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(戸頭駅)は -9.6 ％(単価 -0.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.9 ％ → 2024年 14.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.6 ％ → 2024年 19.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.5 ％ → 2024年 28.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.3 ％ → 2024年 4.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった守谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +16.7％( +7.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -9.6％( -0.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 関東鉄道常総線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 取手駅 | 25.7万/㎡ (22.8年/76.2㎡) | 20.2万/㎡ (25.4年/68.7㎡) | 11.9万/㎡ (33.1年/69.2㎡) |
| 西取手駅 | 6.3万/㎡ (36.0年/60.0㎡) | - | - |
| 寺原駅 | 13.5万/㎡ (33.4年/60.0㎡) | - | 11.6万/㎡ (29.0年/72.5㎡) |
| 新取手駅 | - | - | - |
| ゆめみ野駅 | 16.5万/㎡ (28.0年/71.7㎡) | 12.0万/㎡ (27.0年/71.7㎡) | 13.9万/㎡ (26.0年/70.0㎡) |
| 稲戸井駅 | - | - | 12.9万/㎡ (24.5年/71.2㎡) |
| 戸頭駅 | 4.7万/㎡ (49.0年/57.5㎡) | 5.2万/㎡ (47.9年/59.4㎡) | 8.5万/㎡ (37.8年/62.7㎡) |
| 南守谷駅 | - | - | - |
| 守谷駅 | 50.4万/㎡ (9.4年/85.0㎡) | 43.2万/㎡ (12.9年/84.5㎡) | 38.0万/㎡ (11.3年/81.0㎡) |
| 新守谷駅 | - | 26.2万/㎡ (16.0年/68.8㎡) | - |
| 小絹駅 | - | - | 9.1万/㎡ (25.0年/100㎡) |
| 下館駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
ゆめみ野駅 16.5 万/㎡(昨年同期比 +37.7 ％)
ゆめみ野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +37.7％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 27.0年から +3.7 ％増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
戸頭駅 4.7 万/㎡(昨年同期比 -9.6 ％)
戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -9.6％( -0.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 47.9年から +2.3 ％増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 59.4 ㎡から -3.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.9 分 → 2024年 7.0 分、-21.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示