【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の関東鉄道常総線 (取手駅~下館駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +34.2%( +6.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(1年前(2022年)に比べて -14.3%( -6件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 26.2年から -5.1 %減)。平均専有面積は 71.4 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から -3.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。取手駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは取手駅で昨年に比べ +72.6 %、単価は 20.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(取手駅)は +72.6 %(単価 +8.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(戸頭駅)は -37.4 %(単価 -3.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.4 % → 2023年 11.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 55.0 % → 2023年 25.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 17.5 % → 2023年 22.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.5 % → 2023年 5.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった守谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +10.1%( +3.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -37.4%( -3.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
関東鉄道常総線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
取手駅 | 20.2万/㎡ (25.7年/67.3㎡) | 11.7万/㎡ (32.6年/71.8㎡) | 13.9万/㎡ (29.0年/63.2㎡) |
西取手駅 | - | - | - |
寺原駅 | - | 11.6万/㎡ (29.0年/72.5㎡) | 8.4万/㎡ (27.4年/63.3㎡) |
新取手駅 | - | - | - |
ゆめみ野駅 | 12.4万/㎡ (27.0年/70.0㎡) | 13.9万/㎡ (26.0年/70.0㎡) | 6.8万/㎡ (25.0年/65.0㎡) |
稲戸井駅 | - | 13.3万/㎡ (24.7年/70.0㎡) | - |
戸頭駅 | 5.5万/㎡ (48.0年/59.2㎡) | 8.8万/㎡ (36.6年/63.8㎡) | 4.8万/㎡ (45.4年/56.7㎡) |
南守谷駅 | - | - | - |
守谷駅 | 42.1万/㎡ (13.2年/82.9㎡) | 38.2万/㎡ (11.3年/80.4㎡) | 34.6万/㎡ (10.1年/77.2㎡) |
新守谷駅 | 26.9万/㎡ (16.0年/68.3㎡) | - | - |
小絹駅 | - | 8.9万/㎡ (24.0年/102㎡) | - |
下館駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
取手駅 20.2 万/㎡(昨年同期比 +72.6 %)
取手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +72.6%( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて -7.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 32.6年から -21.0 %減)。平均専有面積は 67.3 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から -6.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.6 年 → 2023年 25.7 年、-21.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.1 % → 2023年 15.4 %)
戸頭駅 5.5 万/㎡(昨年同期比 -37.4 %)
戸頭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -37.4%( -3.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.0年(昨年 36.6年から +31.1 %増)。平均専有面積は 59.2 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から -7.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.2 分 → 2023年 9.7 分、-32.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 36.6 年 → 2023年 48.0 年、+31.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示