【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の九州新幹線 (博多駅~久留米駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -12.1%( -6.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2022年)に比べて -42.4%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 17.7年から +30.8 %増)。平均専有面積は 38.7 ㎡ (昨年 35.6 ㎡から +8.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。久留米駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは久留米駅で昨年に比べ +43.7 %、単価は 28.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(久留米駅)は +43.7 %(単価 +8.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -4.4 %(単価 -2.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.5 分 → 2023年 11.2 分、-17.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.6 % → 2023年 18.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.7 年 → 2023年 23.1 年、+30.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 31.2 % → 2023年 52.6 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 31.2 % → 2023年 2.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -4.4%( -2.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2022年)に比べて -54.7%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +43.7%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +350.0%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
九州新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
博多駅 | 48.4万/㎡ (23.4年/29.5㎡) | 50.7万/㎡ (17.4年/34.5㎡) | 51.7万/㎡ (19.3年/33.2㎡) |
久留米駅 | 28.6万/㎡ (22.2年/68.3㎡) | 19.9万/㎡ (24.5年/70.0㎡) | 16.2万/㎡ (26.6年/63.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
久留米駅 28.6 万/㎡(昨年同期比 +43.7 %)
久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +43.7%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +350.0%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 24.5年から -9.3 %減)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -2.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 48.0 分 → 2023年 11.2 分、-76.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 66.7 %)
博多駅 48.4 万/㎡(昨年同期比 -4.4 %)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -4.4%( -2.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2022年)に比べて -54.7%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 17.4年から +34.0 %増)。平均専有面積は 29.5 ㎡ (昨年 34.5 ㎡から -14.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 12.4 分 → 2023年 11.1 分、-10.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.8 % → 2023年 17.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.4 年 → 2023年 23.4 年、+34.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.0 % → 2023年 48.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.5 % → 2023年 10.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示