【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年7月〜9月期の筑豊電鉄線 (黒崎駅前駅～筑豊直方駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -7.6％( -1.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(１年前(2022年)に比べて +15.8％( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 27.2年から +12.6 ％増)。平均専有面積は 71.4 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から +0.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。萩原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは熊西駅で昨年に比べ +103.5 ％、単価は 25.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熊西駅)は +103.5 ％(単価 +12.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(永犬丸駅)は -25.8 ％(単価 -6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.3 ％ → 2023年 14.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 10.5 ％ → 2023年 9.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 27.2 年 → 2023年 30.6 年、+12.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.4 分 → 2023年 11.1 分、+32.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 63.2 ％ → 2023年 77.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.8 ％ → 2023年 28.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +103.5％( +12.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった萩原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +29.9％( +2.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 筑豊電鉄線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 黒崎駅前駅 | - | 21.5万/㎡ (31.5年/65.0㎡) | - |
| 西黒崎駅 | - | - | - |
| 熊西駅 | 25.0万/㎡ (30.5年/60.0㎡) | 12.3万/㎡ (31.5年/35.0㎡) | - |
| 萩原駅 | 12.7万/㎡ (37.5年/82.5㎡) | 9.8万/㎡ (35.2年/75.0㎡) | 13.2万/㎡ (30.8年/64.3㎡) |
| 穴生駅 | 14.9万/㎡ (28.1年/65.5㎡) | 16.0万/㎡ (31.9年/67.2㎡) | 17.0万/㎡ (25.2年/68.3㎡) |
| 森下駅 | - | - | - |
| 今池駅 | 16.9万/㎡ (32.3年/76.0㎡) | - | - |
| 永犬丸駅 | 18.8万/㎡ (21.5年/80.0㎡) | 25.3万/㎡ (7.5年/95.0㎡) | - |
| 三ケ森駅 | - | 23.3万/㎡ (15.5年/90.0㎡) | 15.8万/㎡ (23.5年/70.0㎡) |
| 西山駅 | - | - | - |
| 通谷駅 | - | - | - |
| 筑豊中間駅 | - | 18.7万/㎡ (17.5年/75.0㎡) | 11.5万/㎡ (25.5年/65.0㎡) |
| 筑豊香月駅 | - | - | - |
| 新木屋瀬駅 | - | 20.0万/㎡ (12.5年/60.0㎡) | - |
| 木屋瀬駅 | - | - | 11.2万/㎡ (24.5年/85.0㎡) |
| 感田駅 | - | - | - |
| 筑豊直方駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熊西駅 25.0 万/㎡(昨年同期比 +103.5 ％)
熊西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +103.5％( +12.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 31.5年から -3.2 ％減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 35.0 ㎡から +71.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 6.0 分 → 2023年 7.0 分、+16.7 ％と増加)
永犬丸駅 18.8 万/㎡(昨年同期比 -25.8 ％)
永犬丸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -25.8％( -6.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 7.5年から +186.5 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -15.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 7.5 年 → 2023年 21.5 年、+186.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 21.0 分、+425.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示