【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の筑豊電鉄線 (黒崎駅前駅~筑豊直方駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -3.0%( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 93 件(1年前(2021年)に比べて +34.8%( +24件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 26.6年から +10.0 %増)。平均専有面積は 69.8 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +3.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。筑豊中間駅、木屋瀬駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは通谷駅で昨年に比べ +106.3 %、単価は 15.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(通谷駅、筑豊中間駅)は +84.0 %(単価 +7.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(萩原駅、永犬丸駅)は -19.9 %(単価 -3.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.9 % → 2022年 38.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 26.6 年 → 2022年 29.3 年、+10.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.3 % → 2022年 14.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 10.1 % → 2022年 5.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木屋瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +41.8%( +7.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった今池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -4.5%( -0.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
筑豊電鉄線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
黒崎駅前駅 | 19.4万/㎡ (27.9年/76.7㎡) | 16.3万/㎡ (25.9年/72.5㎡) | - |
西黒崎駅 | 16.1万/㎡ (28.4年/75.0㎡) | - | 38.7万/㎡ (1.8年/75.0㎡) |
熊西駅 | 14.9万/㎡ (29.7年/55.0㎡) | 13.5万/㎡ (27.6年/67.1㎡) | 14.4万/㎡ (29.1年/52.5㎡) |
萩原駅 | 10.8万/㎡ (35.0年/76.1㎡) | 14.1万/㎡ (30.3年/63.3㎡) | 13.9万/㎡ (26.4年/75.0㎡) |
穴生駅 | 13.6万/㎡ (32.1年/63.8㎡) | 14.6万/㎡ (27.3年/67.6㎡) | 16.2万/㎡ (25.1年/62.2㎡) |
森下駅 | - | - | 13.7万/㎡ (31.0年/65.0㎡) |
今池駅 | 8.2万/㎡ (33.9年/68.1㎡) | 8.5万/㎡ (31.3年/67.5㎡) | 8.7万/㎡ (31.5年/65.0㎡) |
永犬丸駅 | 19.8万/㎡ (16.9年/84.4㎡) | 23.8万/㎡ (12.3年/78.3㎡) | 22.5万/㎡ (13.3年/65.0㎡) |
三ケ森駅 | 18.5万/㎡ (24.1年/73.3㎡) | 15.5万/㎡ (25.1年/68.1㎡) | 14.6万/㎡ (22.5年/62.0㎡) |
西山駅 | - | - | - |
通谷駅 | 15.2万/㎡ (33.8年/65.0㎡) | 7.4万/㎡ (31.3年/65.0㎡) | - |
筑豊中間駅 | 18.7万/㎡ (17.5年/75.0㎡) | 11.5万/㎡ (25.5年/65.0㎡) | - |
筑豊香月駅 | - | - | - |
新木屋瀬駅 | 20.0万/㎡ (12.5年/60.0㎡) | - | - |
木屋瀬駅 | 24.5万/㎡ (12.1年/57.5㎡) | 17.3万/㎡ (17.8年/72.5㎡) | - |
感田駅 | 7.6万/㎡ (32.0年/70.0㎡) | - | - |
筑豊直方駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
通谷駅 15.2 万/㎡(昨年同期比 +106.3 %)
通谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +106.3%( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 31.3年から +8.0 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 3.0 分、+50.0 %と大きく増加)
筑豊中間駅 18.7 万/㎡(昨年同期比 +61.8 %)
筑豊中間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +61.8%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.5年(昨年 25.5年から -31.4 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +15.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.5 年 → 2022年 17.5 年、-31.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
萩原駅 10.8 万/㎡(昨年同期比 -23.4 %)
萩原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -23.4%( -3.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて -9.5%( -2件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 30.3年から +15.4 %増)。平均専有面積は 76.1 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から +20.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 36.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 30.3 年 → 2022年 35.0 年、+15.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.7 分 → 2022年 11.5 分、+18.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.8 % → 2022年 31.6 %)
永犬丸駅 19.8 万/㎡(昨年同期比 -16.5 %)
永犬丸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -16.5%( -3.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 12.3年から +36.6 %増)。平均専有面積は 84.4 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から +7.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 75.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 16.9 年、+36.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.3 分 → 2022年 10.2 分、+39.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 37.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示