【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR南武支線 (尻手駅~浜川崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -6.9%( -4.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 61 件(1年前(2021年)に比べて +27.1%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 12.7年から +32.1 %増)。平均専有面積は 60.2 ㎡ (昨年 52.8 ㎡から +13.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。尻手駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは尻手駅で昨年に比べ +21.3 %、単価は 65.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(尻手駅)は +21.3 %(単価 +11.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小田栄駅)は -37.3 %(単価 -26.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 % → 2022年 11.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.4 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.7 年 → 2022年 16.8 年、+32.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 36.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.1 % → 2022年 4.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尻手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +21.3%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小田栄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -37.3%( -26.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR南武支線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
尻手駅 | 65.5万/㎡ (14.9年/62.6㎡) | 54.0万/㎡ (14.0年/65.0㎡) | 58.2万/㎡ (15.6年/61.1㎡) |
八丁畷駅 | 63.0万/㎡ (20.4年/50.0㎡) | 83.2万/㎡ (12.2年/39.7㎡) | 78.5万/㎡ (9.1年/43.0㎡) |
川崎新町駅 | 50.0万/㎡ (17.5年/60.0㎡) | - | - |
小田栄駅 | 45.3万/㎡ (19.3年/81.7㎡) | 72.1万/㎡ (8.4年/44.0㎡) | - |
浜川崎駅 | 50.7万/㎡ (14.0年/75.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
尻手駅 65.5 万/㎡(昨年同期比 +21.3 %)
尻手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +21.3%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 14.0年から +6.3 %増)。平均専有面積は 62.6 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -3.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 % → 2022年 16.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.8 % → 2022年 36.1 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 % → 2022年 2.8 %)
小田栄駅 45.3 万/㎡(昨年同期比 -37.3 %)
小田栄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -37.3%( -26.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 8.4年から +130.2 %増)。平均専有面積は 81.7 ㎡ (昨年 44.0 ㎡から +85.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.2 分 → 2022年 6.7 分、-49.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.4 年 → 2022年 19.3 年、+130.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示