【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の東北新幹線 (小山駅～那須塩原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +11.0％( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 54 件(１年前(2020年)に比べて +315.4％( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 24.9年から -17.5 ％減)。平均専有面積は 63.9 ㎡ (昨年 55.8 ㎡から +14.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。宇都宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇都宮駅で昨年に比べ +25.1 ％、単価は 27.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(宇都宮駅)は +25.1 ％(単価 +5.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小山駅)は -42.4 ％(単価 -12.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 24.9 年 → 2021年 20.6 年、-17.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 49.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 2.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.2 分 → 2021年 16.3 分、+60.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 ％ → 2021年 4.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇都宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +25.1％( +5.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(１年前(2020年)に比べて +411.1％( +37件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -42.4％( -12.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小山駅 | 17.1万/㎡ (27.5年/66.9㎡) | 29.6万/㎡ (12.5年/63.3㎡) | 13.5万/㎡ (26.3年/55.0㎡) |
| 宇都宮駅 | 27.7万/㎡ (19.8年/63.4㎡) | 22.1万/㎡ (27.4年/50.0㎡) | 24.7万/㎡ (18.3年/62.1㎡) |
| 那須塩原駅 | - | 17.6万/㎡ (17.5年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
宇都宮駅 27.7 万/㎡(昨年同期比 +25.1 ％)
宇都宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +25.1％( +5.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(１年前(2020年)に比べて +411.1％( +37件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 27.4年から -27.9 ％減)。平均専有面積は 63.4 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +26.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.4 年 → 2021年 19.8 年、-27.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 45.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.9 分 → 2021年 16.1 分、+35.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 2.3 ％)
小山駅 17.1 万/㎡(昨年同期比 -42.4 ％)
小山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -42.4％( -12.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 12.5年から +120.0 ％増)。平均専有面積は 66.9 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から +5.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.5 年 → 2021年 27.5 年、+120.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.3 分 → 2021年 17.1 分、+133.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示