【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +2.4％( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 176 件(１年前(2023年)に比べて -40.7％( -121件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 29.0年から +4.4 ％増)。平均専有面積は 61.2 ㎡ (昨年 62.8 ㎡から -2.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。関屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは関屋駅で昨年に比べ +28.9 ％、単価は 26.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(関屋駅、小針駅)は +18.8 ％(単価 +3.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(白山駅、青山駅)は -12.5 ％(単価 -2.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.4 分 → 2024年 15.0 分、-13.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.8 ％ → 2024年 2.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 53.5 ％ → 2024年 51.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.3 ％ → 2024年 22.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 0.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +28.9％( +5.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新潟大学前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +3.5％( +0.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR越後線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | - | - | 8.2万/㎡ (31.3年/60.0㎡) |
| 桐原駅 | - | 12.5万/㎡ (0年/40.0㎡) | 16.0万/㎡ (31.5年/45.0㎡) |
| 寺泊駅 | - | 3.6万/㎡ (46.5年/37.5㎡) | 3.3万/㎡ (38.5年/30.0㎡) |
| 分水駅 | - | 2.2万/㎡ (43.3年/45.0㎡) | - |
| 岩室駅 | - | - | - |
| 内野駅 | - | - | - |
| 新潟大学前駅 | 10.1万/㎡ (0年/70.0㎡) | 9.8万/㎡ (32.8年/47.5㎡) | 16.5万/㎡ (29.4年/72.5㎡) |
| 寺尾駅 | - | 9.0万/㎡ (35.3年/50.0㎡) | - |
| 小針駅 | 20.2万/㎡ (25.4年/62.9㎡) | 18.6万/㎡ (27.3年/65.4㎡) | 24.5万/㎡ (22.1年/75.0㎡) |
| 青山駅 | 13.2万/㎡ (35.0年/63.2㎡) | 14.5万/㎡ (39.0年/62.5㎡) | 15.4万/㎡ (27.8年/64.6㎡) |
| 関屋駅 | 26.5万/㎡ (23.6年/73.8㎡) | 20.6万/㎡ (25.8年/63.2㎡) | 18.4万/㎡ (40.5年/57.0㎡) |
| 白山駅 | 18.3万/㎡ (33.0年/65.4㎡) | 21.9万/㎡ (29.3年/69.3㎡) | 21.6万/㎡ (28.3年/64.6㎡) |
| 新潟駅 | 25.2万/㎡ (29.9年/59.2㎡) | 24.0万/㎡ (28.6年/62.6㎡) | 23.5万/㎡ (28.8年/60.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
関屋駅 26.5 万/㎡(昨年同期比 +28.9 ％)
関屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +28.9％( +5.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 25.8年から -8.7 ％減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 63.2 ㎡から +16.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.3 分 → 2024年 9.6 分、-37.0 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 ％ → 2024年 87.5 ％)
小針駅 20.2 万/㎡(昨年同期比 +8.8 ％)
小針駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.8％( +1.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -46.2％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 27.3年から -7.2 ％減)。平均専有面積は 62.9 ㎡ (昨年 65.4 ㎡から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.5 分 → 2024年 7.3 分、-23.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 ％ → 2024年 57.1 ％)
白山駅 18.3 万/㎡(昨年同期比 -16.3 ％)
白山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -16.3％( -3.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +13.6％( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 29.3年から +12.6 ％増)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 69.3 ㎡から -5.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.3 年 → 2024年 33.0 年、+12.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.2 分 → 2024年 19.3 分、+18.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 ％ → 2024年 34.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 8.3 ％)
青山駅 13.2 万/㎡(昨年同期比 -8.8 ％)
青山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -8.8％( -1.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +10.0％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 39.0年から -10.3 ％減)。平均専有面積は 63.2 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +1.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 39.0 年 → 2024年 35.0 年、-10.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.1 分 → 2024年 10.1 分、-28.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示