【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年10月〜12月期のJR越後線 (柏崎駅~新潟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +16.8%( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 63 件(1年前(2022年)に比べて -6.0%( -4件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 33.4年から -13.2 %減)。平均専有面積は 61.0 ㎡ (昨年 58.8 ㎡から +3.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。青山駅、白山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは白山駅で昨年に比べ +63.0 %、単価は 33.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(白山駅、青山駅)は +51.2 %(単価 +8.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新潟大学前駅、小針駅)は -24.5 %(単価 -4.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 33.4 年 → 2023年 29.0 年、-13.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.0 % → 2023年 11.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 14.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 70.2 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 1.8 % → 2023年 1.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった白山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +63.0%( +13.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新潟大学前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -52.0%( -10.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR越後線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
柏崎駅 | - | - | 9.2万/㎡ (30.8年/60.0㎡) |
桐原駅 | - | - | - |
寺泊駅 | - | - | 5.4万/㎡ (37.8年/35.0㎡) |
分水駅 | - | - | - |
岩室駅 | - | - | - |
内野駅 | - | - | - |
新潟大学前駅 | 9.6万/㎡ (32.8年/50.0㎡) | 20.0万/㎡ (29.8年/45.0㎡) | - |
寺尾駅 | - | - | - |
小針駅 | 22.1万/㎡ (26.1年/64.3㎡) | 21.4万/㎡ (20.8年/70.0㎡) | 9.8万/㎡ (29.3年/67.5㎡) |
青山駅 | 15.7万/㎡ (36.1年/65.0㎡) | 11.3万/㎡ (38.1年/61.0㎡) | 18.2万/㎡ (29.0年/73.0㎡) |
関屋駅 | 15.2万/㎡ (28.4年/53.3㎡) | 14.0万/㎡ (43.1年/60.0㎡) | 23.3万/㎡ (28.8年/65.0㎡) |
白山駅 | 33.6万/㎡ (14.8年/90.0㎡) | 20.6万/㎡ (34.9年/62.5㎡) | 20.3万/㎡ (33.0年/57.0㎡) |
新潟駅 | 22.0万/㎡ (29.5年/59.7㎡) | 19.0万/㎡ (32.5年/58.0㎡) | 22.9万/㎡ (27.6年/57.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
白山駅 33.6 万/㎡(昨年同期比 +63.0 %)
白山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +63.0%( +13.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.8年(昨年 34.9年から -57.7 %減)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +44.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 34.9 年 → 2023年 14.8 年、-57.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 17.5 分 → 2023年 5.0 分、-71.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 50.0 %)
青山駅 15.7 万/㎡(昨年同期比 +39.3 %)
青山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +39.3%( +4.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 38.1年から -5.3 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 61.0 ㎡から +6.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.8 分 → 2023年 18.3 分、+87.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 66.7 %)
新潟大学前駅 9.6 万/㎡(昨年同期比 -52.0 %)
新潟大学前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -52.0%( -10.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.8年(昨年 29.8年から +10.1 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +11.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.8 年 → 2023年 32.8 年、+10.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 9.0 分、+50.0 %と大きく増加)
小針駅 22.1 万/㎡(昨年同期比 +2.9 %)
小針駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +2.9%( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +600.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 20.8年から +25.7 %増)。平均専有面積は 64.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -8.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.8 年 → 2023年 26.1 年、+25.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.0 分 → 2023年 9.4 分、+17.9 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示