【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の近鉄けいはんな線 (長田駅～新石切駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +5.3％( +1.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 26.2年から +3.2 ％増)。平均専有面積は 71.1 ㎡ (昨年 71.1 ㎡から +0.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。新石切駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新石切駅で昨年に比べ +9.0 ％、単価は 22.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新石切駅)は +9.0 ％(単価 +1.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(長田駅)は -18.9 ％(単価 -5.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 6.4 分、-29.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 ％ → 2023年 23.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 19.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった荒本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -16.9％( -6.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて +350.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新石切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +9.0％( +1.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -38.5％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄けいはんな線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長田駅 | 23.2万/㎡ (31.3年/66.2㎡) | 28.6万/㎡ (26.0年/70.0㎡) | 40.0万/㎡ (14.0年/50.0㎡) |
| 荒本駅 | 30.9万/㎡ (22.1年/72.8㎡) | 37.2万/㎡ (13.5年/85.0㎡) | 35.6万/㎡ (13.4年/71.9㎡) |
| 吉田駅 | 28.7万/㎡ (23.3年/63.8㎡) | 33.0万/㎡ (11.5年/77.5㎡) | 38.4万/㎡ (9.8年/69.0㎡) |
| 新石切駅 | 22.6万/㎡ (30.9年/68.8㎡) | 20.7万/㎡ (30.4年/68.1㎡) | 19.8万/㎡ (29.1年/65.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新石切駅 22.6 万/㎡(昨年同期比 +9.0 ％)
新石切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +9.0％( +1.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -38.5％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 30.4年から +1.6 ％増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 68.1 ㎡から +1.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.4 分 → 2023年 9.0 分、-21.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
長田駅 23.2 万/㎡(昨年同期比 -18.9 ％)
長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -18.9％( -5.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 26.0年から +20.2 ％増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -5.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.0 年 → 2023年 31.3 年、+20.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 5.0 分 → 2023年 5.5 分、+10.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示