【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の近鉄けいはんな線 (長田駅～新石切駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -10.1％( -2.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 20.3年から +29.2 ％増)。平均専有面積は 71.1 ㎡ (昨年 69.1 ㎡から +2.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。吉田駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは長田駅で昨年に比べ -28.6 ％、単価は 28.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(荒本駅)は +4.4 ％(単価 +1.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(長田駅)は -28.6 ％(単価 -11.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.1 分 → 2022年 9.0 分、-10.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.3 年 → 2022年 26.2 年、+29.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 59.3 ％ → 2022年 77.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった荒本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +4.4％( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新石切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +4.3％( +0.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて +44.4％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄けいはんな線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長田駅 | 28.6万/㎡ (26.0年/70.0㎡) | 40.0万/㎡ (14.0年/50.0㎡) | 11.2万/㎡ (0年/40.0㎡) |
| 荒本駅 | 37.2万/㎡ (13.5年/85.0㎡) | 35.6万/㎡ (13.4年/71.9㎡) | 28.5万/㎡ (15.0年/67.5㎡) |
| 吉田駅 | 33.0万/㎡ (11.5年/77.5㎡) | 38.4万/㎡ (9.8年/69.0㎡) | 30.5万/㎡ (12.0年/65.0㎡) |
| 新石切駅 | 20.7万/㎡ (30.4年/68.1㎡) | 19.8万/㎡ (29.1年/65.6㎡) | 19.1万/㎡ (26.2年/68.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
荒本駅 37.2 万/㎡(昨年同期比 +4.4 ％)
荒本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +4.4％( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 13.4年から +0.9 ％増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 71.9 ㎡から +18.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.9 分 → 2022年 4.5 分、-23.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 50.0 ％)
長田駅 28.6 万/㎡(昨年同期比 -28.6 ％)
長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -28.6％( -11.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.0年(昨年 14.0年から +85.7 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +40.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.0 分 → 2022年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.0 年 → 2022年 26.0 年、+85.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示