【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の京阪中之島線 (中之島駅～天満橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +15.2％( +10.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 201 件(１年前(2022年)に比べて -2.4％( -5件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 19.5年から -17.8 ％減)。平均専有面積は 53.1 ㎡ (昨年 53.4 ㎡から -0.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。天満橋駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは天満橋駅で昨年に比べ +15.0 ％、単価は 72.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(天満橋駅)は +15.0 ％(単価 +9.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(中之島駅)は +7.2 ％(単価 +6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 19.5 年 → 2023年 16.1 年、-17.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.0 ％ → 2023年 9.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.8 ％ → 2023年 29.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.1 ％ → 2023年 19.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.0 ％ → 2023年 3.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中之島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +7.2％( +6.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 79 件(１年前(2022年)に比べて +25.4％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天満橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +15.0％( +9.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 121 件(１年前(2022年)に比べて -15.4％( -22件/㎡)と不調に推移しています。)。
| 京阪中之島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中之島駅 | 97.3万/㎡ (13.9年/70.3㎡) | 90.8万/㎡ (11.1年/69.5㎡) | 74.7万/㎡ (15.1年/65.9㎡) |
| 渡辺橋駅 | - | - | - |
| なにわ橋駅 | 90.7万/㎡ (17.0年/75.0㎡) | - | 81.5万/㎡ (15.5年/65.0㎡) |
| 天満橋駅 | 72.0万/㎡ (17.5年/41.7㎡) | 62.6万/㎡ (23.2年/46.4㎡) | 56.5万/㎡ (22.6年/42.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
天満橋駅 72.0 万/㎡(昨年同期比 +15.0 ％)
天満橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +15.0％( +9.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 121 件(１年前(2022年)に比べて -15.4％( -22件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 23.2年から -24.6 ％減)。平均専有面積は 41.7 ㎡ (昨年 46.4 ㎡から -10.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 23.2 年 → 2023年 17.5 年、-24.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.4 ％ → 2023年 15.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 ％ → 2023年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 19.6 ％ → 2023年 24.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.8 ％ → 2023年 5.8 ％)
中之島駅 97.3 万/㎡(昨年同期比 +7.2 ％)
中之島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +7.2％( +6.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 79 件(１年前(2022年)に比べて +25.4％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.9年(昨年 11.1年から +24.9 ％増)。平均専有面積は 70.3 ㎡ (昨年 69.5 ㎡から +1.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.1 年 → 2023年 13.9 年、+24.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 3.1 分 → 2023年 3.5 分、+12.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.1 ％ → 2023年 11.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 ％ → 2023年 7.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示