【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期のJR川越線 (大宮駅～武蔵高萩駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +4.0％( +1.7万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 137 件(１年前(2023年)に比べて +14.2％( +17件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 27.2年から +1.2 ％増)。平均専有面積は 61.1 ㎡ (昨年 64.7 ㎡から -5.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。大宮駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +11.8 ％、単価は 64.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(大宮駅、川越駅)は +9.4 ％(単価 +4.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(指扇駅、南古谷駅)は -61.3 ％(単価 -15.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 45.3 ％ → 2024年 41.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.2 ％ → 2024年 9.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.8 ％ → 2024年 6.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +11.8％( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 60 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった指扇駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -66.1％( -15.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR川越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 64.8万/㎡ (23.6年/58.3㎡) | 57.9万/㎡ (25.3年/62.3㎡) | 52.4万/㎡ (23.9年/63.7㎡) |
| 日進駅 | 30.4万/㎡ (31.2年/62.3㎡) | 33.5万/㎡ (30.3年/66.1㎡) | 27.3万/㎡ (24.3年/66.0㎡) |
| 西大宮駅 | 46.0万/㎡ (10.4年/70.6㎡) | 53.2万/㎡ (4.4年/75.8㎡) | 35.3万/㎡ (17.8年/77.5㎡) |
| 指扇駅 | 8.0万/㎡ (45.3年/60.0㎡) | 23.7万/㎡ (31.9年/70.0㎡) | 17.9万/㎡ (35.0年/70.0㎡) |
| 南古谷駅 | 11.5万/㎡ (38.5年/69.0㎡) | 26.3万/㎡ (28.8年/73.3㎡) | 11.4万/㎡ (35.7年/73.1㎡) |
| 川越駅 | 32.4万/㎡ (30.0年/60.7㎡) | 30.3万/㎡ (31.3年/61.9㎡) | 36.5万/㎡ (21.9年/62.5㎡) |
| 西川越駅 | 2.2万/㎡ (30.3年/65.0㎡) | - | 24.6万/㎡ (28.3年/60.0㎡) |
| 的場駅 | 19.6万/㎡ (30.6年/73.3㎡) | 19.7万/㎡ (28.3年/73.8㎡) | 20.6万/㎡ (29.0年/68.8㎡) |
| 笠幡駅 | 8.1万/㎡ (41.9年/54.3㎡) | 10.8万/㎡ (38.8年/52.5㎡) | - |
| 武蔵高萩駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮駅 64.8 万/㎡(昨年同期比 +11.8 ％)
大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +11.8％( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 60 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 25.3年から -6.6 ％減)。平均専有面積は 58.3 ㎡ (昨年 62.3 ㎡から -6.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.9 分 → 2024年 11.4 分、-12.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 21.3 ％ → 2024年 13.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.7 ％ → 2024年 7.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.9 ％ → 2024年 33.9 ％)
川越駅 32.4 万/㎡(昨年同期比 +7.1 ％)
川越駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.1％( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて -12.5％( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 31.3年から -4.1 ％減)。平均専有面積は 60.7 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から -1.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.8 分 → 2024年 10.5 分、-10.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 46.4 ％)
指扇駅 8.0 万/㎡(昨年同期比 -66.1 ％)
指扇駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -66.1％( -15.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 31.9年から +42.1 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.0 分 → 2024年 7.0 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.9 年 → 2024年 45.3 年、+42.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
南古谷駅 11.5 万/㎡(昨年同期比 -56.5 ％)
南古谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -56.5％( -14.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +11.1％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 28.8年から +33.6 ％増)。平均専有面積は 69.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -5.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.8 年 → 2024年 38.5 年、+33.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.9 分 → 2024年 27.1 分、+29.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 44.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示