【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR紀勢本線 (一身田駅～徳和駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +7.8％( +1.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2020年)に比べて +85.7％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 16.0年から +25.7 ％増)。平均専有面積は 82.7 ㎡ (昨年 72.9 ㎡から +13.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。阿漕駅、松阪駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿漕駅で昨年に比べ +18.2 ％、単価は 20.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(阿漕駅)は +18.2 ％(単価 +3.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(津駅)は +5.6 ％(単価 +1.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.5 ％ → 2021年 11.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.0 年 → 2021年 20.1 年、+25.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.0 分 → 2021年 16.4 分、+37.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.8 ％ → 2021年 48.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +5.6％( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿漕駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +18.2％( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR紀勢本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 一身田駅 | 10.0万/㎡ (26.5年/55.0㎡) | - | - |
| 津駅 | 26.9万/㎡ (20.5年/79.0㎡) | 25.4万/㎡ (15.5年/75.0㎡) | 28.7万/㎡ (15.8年/77.1㎡) |
| 阿漕駅 | 20.0万/㎡ (18.3年/85.0㎡) | 16.9万/㎡ (16.3年/65.0㎡) | 21.4万/㎡ (15.5年/67.5㎡) |
| 高茶屋駅 | - | - | - |
| 松阪駅 | 21.1万/㎡ (19.4年/88.5㎡) | 19.1万/㎡ (16.6年/71.5㎡) | 19.6万/㎡ (15.0年/83.3㎡) |
| 徳和駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
阿漕駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 +18.2 ％)
阿漕駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +18.2％( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.3年(昨年 16.3年から +12.3 ％増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +30.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.0 分 → 2021年 9.0 分、-65.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 16.3 年 → 2021年 18.3 年、+12.3 ％と増加)
津駅 26.9 万/㎡(昨年同期比 +5.6 ％)
津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +5.6％( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 15.5年から +31.9 ％増)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +5.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 15.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.5 年 → 2021年 20.5 年、+31.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 12.6 分 → 2021年 14.9 分、+18.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 ％ → 2021年 55.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示