中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR紀勢本線 (一身田駅~徳和駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 2.2 万円増(+10.0 %)と好調に推移。売買数は 21 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.3 年(昨年 16.0 年から +26.9 %増)。平均専有面積は 80.5 ㎡ (昨年 72.9 ㎡から +10.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。阿漕駅、松阪駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松阪駅で昨年に比べ +19.1 %、単価は 22.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(松阪駅)は +19.1 %(単価 +3.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(津駅)は +6.0 %(単価 +1.5 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.0 年 → 2021年 20.3 年、+26.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.0 分 → 2021年 17.6 分、+47.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.8 % → 2021年 52.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.0 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 1.5 万円増(+6.0 %)と堅調に推移。売買数は 11 件(1年前に比べて 1 件増(+10.0 %)と好調に推移。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿漕駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 3.1 万円増(+18.2 %)と好調に推移。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR紀勢本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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一身田駅 | 10.0万/㎡ (26.5年/55.0㎡) | - | - |
津駅 | 27.0万/㎡ (20.2年/77.3㎡) | 25.4万/㎡ (15.5年/75.0㎡) | 28.7万/㎡ (15.8年/77.1㎡) |
阿漕駅 | 20.0万/㎡ (18.3年/85.0㎡) | 16.9万/㎡ (16.3年/65.0㎡) | 21.4万/㎡ (15.5年/67.5㎡) |
高茶屋駅 | - | - | - |
松阪駅 | 22.7万/㎡ (19.9年/87.5㎡) | 19.1万/㎡ (16.6年/71.5㎡) | 19.6万/㎡ (15.0年/83.3㎡) |
徳和駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
松阪駅 22.7 万/㎡(昨年同期比 +19.1 %)
松阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 3.6 万円増(+19.1 %)と好調に推移。売買数は 8 件(1年前に比べて 2 件減(-20.0 %)と大幅に減少。)。
平均築年数は 19.9 年(昨年 16.6 年から +19.9 %増)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から +22.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 16.6 年 → 2021年 19.9 年、+19.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.9 分 → 2021年 19.8 分、+99.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 50.0 %)
津駅 27.0 万/㎡(昨年同期比 +6.0 %)
津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.0 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 1.5 万円増(+6.0 %)と堅調に推移。売買数は 11 件(1年前に比べて 1 件増(+10.0 %)と好調に推移。)。
平均築年数は 20.2 年(昨年 15.5 年から +30.0 %増)。平均専有面積は 77.3 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +3.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.5 年 → 2021年 20.2 年、+30.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.6 分 → 2021年 15.7 分、+24.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 54.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示