【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の阪神本線 (千船駅~大阪梅田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +43.0%( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 25.4年から -1.9 %減)。平均土地面積は 30.1 坪 (昨年 30.9 坪から -2.4 %減)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 62.8 坪から -39.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(姫島駅)は +157.5 %(坪単価 +82.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千船駅)は -39.2 %(坪単価 -58.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.1 % → 2022年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.3 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.3 % → 2022年 33.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 % → 2022年 7.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 284万円/坪(85.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +124.1%( +157.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -60.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -39.2%( -58.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪神本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千船駅 | 91.3万/坪 (22.8年/35.3坪) | 150万/坪 (0.25年/52.9坪) | 138万/坪 (0.25年/40.1坪) |
姫島駅 | 135万/坪 (5.3年/60.5坪) | 52.2万/坪 (33.3年/26.0坪) | 108万/坪 (20.9年/27.2坪) |
淀川駅 | 121万/坪 (11.3年/21.9坪) | - | - |
野田駅 | 284万/坪 (35.6年/23.8坪) | 127万/坪 (25.4年/20.9坪) | - |
福島駅 | 95.7万/坪 (37.9年/18.7坪) | 134万/坪 (24.0年/51.0坪) | 80.1万/坪 (28.3年/20.4坪) |
大阪梅田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
姫島駅 134.6 万/坪(昨年同期比 +157.5 %)
姫島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +157.5%( +82.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.3年(昨年 33.3年から -84.2 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 26.0 坪から +132.6 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 60.1 坪から -37.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 33.3 年 → 2022年 5.3 年、-84.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.0 分 → 2022年 5.0 分、-16.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 50.0 %)
千船駅 91.3 万/坪(昨年同期比 -39.2 %)
千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -39.2%( -58.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 0.3年から +8932.6 %増)。平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 52.9 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 62.0 坪 (昨年 33.3 坪から +86.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.3 年 → 2022年 22.8 年、+8932.6 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示