【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の阪神本線 (千船駅~大阪梅田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 154万円/坪(46.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +72.3%( +64.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -21.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 29.3年から +11.5 %増)。平均土地面積は 32.6 坪 (昨年 37.8 坪から -13.9 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 63.6 坪から -42.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。姫島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは野田駅で昨年に比べ +289.5 %、坪単価は 329 万円/坪となった。
上位 1 駅(野田駅)は +289.5 %(坪単価 +244.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千船駅)は -43.3 %(坪単価 -43.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 47.4 % → 2022年 60.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 29.3 年 → 2022年 32.7 年、+11.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 8.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 329万円/坪(99.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +289.5%( +244.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった姫島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +21.3%( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪神本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千船駅 | 57.3万/坪 (25.0年/32.4坪) | 101万/坪 (5.8年/56.6坪) | 85.8万/坪 (1.0年/61.0坪) |
姫島駅 | 44.1万/坪 (43.0年/16.6坪) | 36.3万/坪 (48.0年/28.1坪) | 32.7万/坪 (45.5年/34.0坪) |
淀川駅 | - | - | 108万/坪 (0年/19.7坪) |
野田駅 | 329万/坪 (37.5年/41.1坪) | 84.5万/坪 (34.0年/37.1坪) | 116万/坪 (0年/21.2坪) |
福島駅 | 84.3万/坪 (33.0年/28.2坪) | 135万/坪 (35.7年/24.2坪) | 112万/坪 (36.0年/25.7坪) |
大阪梅田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
野田駅 329.0 万/坪(昨年同期比 +289.5 %)
野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 329万円/坪(99.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +289.5%( +244.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 34.0年から +10.3 %増)。平均土地面積は 41.1 坪 (昨年 37.1 坪から +11.0 %増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 65.5 坪から -55.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.8 分 → 2022年 5.0 分、-26.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 60.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 34.0 年 → 2022年 37.5 年、+10.3 %と増加)
千船駅 57.3 万/坪(昨年同期比 -43.3 %)
千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -43.3%( -43.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.0年(昨年 5.8年から +334.8 %増)。平均土地面積は 32.4 坪 (昨年 56.6 坪から -42.8 %減)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 47.6 坪から -38.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.8 分 → 2022年 5.8 分、-14.7 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.8 年 → 2022年 25.0 年、+334.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示