【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜9月期の神戸市海岸線 (新長田駅~中央市場前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.9万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -28.4%( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2022年)に比べて -59.1%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 22.1年から +28.4 %増)。平均土地面積は 32.2 坪 (昨年 45.7 坪から -29.5 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 66.9 坪から -43.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。駒ケ林駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは駒ケ林駅で昨年に比べ +7.2 %、坪単価は 77.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(駒ケ林駅)は +7.2 %(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(和田岬駅)は -60.2 %(坪単価 -41.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.9 % → 2023年 50.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.4 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.1 年 → 2023年 28.4 年、+28.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.2 % → 2023年 38.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新長田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.9万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -43.0%( -74.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -60.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和田岬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -60.2%( -41.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
神戸市海岸線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新長田駅 | 98.9万/坪 (33.5年/37.4坪) | 173万/坪 (19.9年/73.2坪) | 63.6万/坪 (18.2年/33.7坪) |
駒ケ林駅 | 77.9万/坪 (15.4年/29.6坪) | 72.7万/坪 (31.4年/39.5坪) | 48.7万/坪 (34.2年/45.5坪) |
苅藻駅 | 57.7万/坪 (25.3年/48.4坪) | 81.3万/坪 (17.9年/42.6坪) | 44.4万/坪 (28.1年/19.2坪) |
御崎公園駅 | 92.2万/坪 (22.3年/18.7坪) | 94.9万/坪 (13.5年/19.4坪) | 98.7万/坪 (8.8年/73.1坪) |
和田岬駅 | 27.5万/坪 (65.9年/15.9坪) | 69.0万/坪 (28.2年/28.0坪) | 54.4万/坪 (35.5年/21.6坪) |
中央市場前駅 | - | 113万/坪 (14.2年/59.9坪) | 62.1万/坪 (0.25年/16.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
駒ケ林駅 77.9 万/坪(昨年同期比 +7.2 %)
駒ケ林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.9万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +7.2%( +5.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 31.4年から -51.1 %減)。平均土地面積は 29.6 坪 (昨年 39.5 坪から -24.9 %減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 67.5 坪から -48.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 31.4 年 → 2023年 15.4 年、-51.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 5.7 分 → 2023年 5.0 分、-12.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 % → 2023年 40.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 60.0 %)
和田岬駅 27.5 万/坪(昨年同期比 -60.2 %)
和田岬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -60.2%( -41.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 65.9年(昨年 28.2年から +133.5 %増)。平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 28.0 坪から -43.2 %減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 68.1 坪から -63.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 3.8 分 → 2023年 3.0 分、-21.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.2 年 → 2023年 65.9 年、+133.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示