【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年4月〜6月期の西武池袋線 (所沢駅～高麗駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +18.6％( +5.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 40 件(１年前(2021年)に比べて -47.4％( -36件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 26.5年から -0.6 ％減)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 62.8 ㎡から -0.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。所沢駅、西所沢駅、武蔵藤沢駅、入間市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは入間市駅で昨年に比べ +70.9 ％、単価は 25.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(入間市駅、武蔵藤沢駅)は +60.5 ％(単価 +10.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(狭山ケ丘駅、仏子駅)は -38.3 ％(単価 -9.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.1 分 → 2022年 9.4 分、-22.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 ％ → 2022年 10.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 63.2 ％ → 2022年 52.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.2 ％ → 2022年 17.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +28.1％( +11.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -63.2％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仏子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -35.3％( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 西武池袋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 54.0万/㎡ (23.8年/64.3㎡) | 42.1万/㎡ (24.3年/60.8㎡) | 35.4万/㎡ (23.4年/65.0㎡) |
| 西所沢駅 | 51.8万/㎡ (21.8年/62.5㎡) | 35.8万/㎡ (21.5年/68.0㎡) | 31.8万/㎡ (22.8年/55.0㎡) |
| 小手指駅 | 39.1万/㎡ (26.6年/68.3㎡) | 39.0万/㎡ (19.3年/65.0㎡) | 33.2万/㎡ (21.2年/61.7㎡) |
| 狭山ケ丘駅 | 20.0万/㎡ (26.3年/60.0㎡) | 34.1万/㎡ (18.0年/66.2㎡) | 26.6万/㎡ (12.8年/75.0㎡) |
| 武蔵藤沢駅 | 31.1万/㎡ (31.3年/62.5㎡) | 20.7万/㎡ (28.4年/68.6㎡) | 27.3万/㎡ (23.3年/55.0㎡) |
| 稲荷山公園駅 | 20.0万/㎡ (24.3年/65.0㎡) | 18.8万/㎡ (28.3年/80.0㎡) | - |
| 入間市駅 | 25.4万/㎡ (28.5年/62.9㎡) | 14.9万/㎡ (35.1年/57.0㎡) | 20.4万/㎡ (25.1年/67.5㎡) |
| 仏子駅 | 9.2万/㎡ (37.3年/60.0㎡) | 14.2万/㎡ (36.9年/66.7㎡) | 12.5万/㎡ (37.3年/70.0㎡) |
| 元加治駅 | - | - | 8.6万/㎡ (36.3年/52.5㎡) |
| 飯能駅 | 21.8万/㎡ (20.6年/60.0㎡) | 25.9万/㎡ (21.5年/68.8㎡) | 27.3万/㎡ (19.8年/65.0㎡) |
| 東飯能駅 | - | 36.0万/㎡ (25.3年/50.0㎡) | 13.0万/㎡ (26.3年/100㎡) |
| 高麗駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
入間市駅 25.4 万/㎡(昨年同期比 +70.9 ％)
入間市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +70.9％( +10.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 35.1年から -18.7 ％減)。平均専有面積は 62.9 ㎡ (昨年 57.0 ㎡から +10.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 35.1 年 → 2022年 28.5 年、-18.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 ％ → 2022年 16.7 ％)
武蔵藤沢駅 31.1 万/㎡(昨年同期比 +50.0 ％)
武蔵藤沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +50.0％( +10.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -71.4％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 28.4年から +10.1 ％増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から -8.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 28.4 年 → 2022年 31.3 年、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 100.0 ％)
狭山ケ丘駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -41.4 ％)
狭山ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -41.4％( -14.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 18.0年から +45.8 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から -9.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.0 年 → 2022年 26.3 年、+45.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.8 分 → 2022年 11.0 分、+131.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
仏子駅 9.2 万/㎡(昨年同期比 -35.3 ％)
仏子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -35.3％( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.3年(昨年 36.9年から +0.9 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -10.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.3 分 → 2022年 15.0 分、+350.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示