公開日:2017.03.01更新日:2017.03.01

賢い不動産会社選び、悪徳業者を見分ける方法
賢い不動産会社選び、悪徳業者を見分ける方法

賢い不動産会社選び、悪徳業者を見分ける方法

家を買うと決めたら、不動産会社を探さなければなりません。1人でインターネットの情報を基に探すこともできますが、なかなか手間がかかって思い通りの物件を見つけることができません。不動産会社の情報網を活用した方がうんと楽になります。

大手は遵法精神や接客マナーが上々

単に不動産会社を探すだけなら、電話帳やインターネットでも可能ですが、運が悪ければ悪徳業者に引っかかることも考えられます。業者のタイプによってメリットとデメリットの双方があるのです。

テレビでコマーシャルを流したり、各地に多くの店舗を構えたりする大手業者は、宅地建物取引業法を比較的遵守し、契約書や重要事項説明書もしっかりしているでしょう。接客マナーも教育されているケースが多いです。遠くの物件も熟知しています。

しかし、担当者が営業ノルマを課せられていることが多く、少々強引な態度で契約を求めてくることも少なくありません。一定の売り手も抱えていますから、売り手と買い手の双方から手数料を取ろうと、抱え込んだ売り手の物件しか紹介しない担当者もいます。

零細業者は地元の情報に精通

これに対し、個人事業主や零細企業の場合は、順法精神に欠けたいい加減な業者がいるのも事実です。接客マナーも教育が不十分なせいか、個人によってばらつきが大きくなります。地元以外の情報に疎い人も結構見られます。

逆にメリットとしては、地元の情報に精通し、近隣の相場も熟知していることが挙げられます。もともと土地が沼地を埋め立てて造成したことなど、お勧めできない理由を詳しく教えてくれることも珍しくないのです。

要は一定の教育が全員に施された大手と違い、担当者次第の部分が大きいわけです。買いたい場所が決まっているのなら、地元に詳しい不動産会社で良い営業担当者がいる店を探すのも手です。

業界団体への加入状況をチェック

良い不動産会社に巡り合うためにいくつかのチェックポイントがあります。1つは長く営業しているかどうかです。免許番号にある免許の更新回数で判断できます。業界団体への加入状況もチェックするべきでしょう。業界団体は加入の際に審査しますし、会員の育成、指導も進めています。

ただ、買い手に影響が大きいのは、それぞれの会社の担当者です。担当者の資質自体は会ってみなければ分かりません。応対に問題はないか、誠実な人柄に見えるかなどを判断し、疑問を感じたら席を立ちましょう。手数料値引きなどを売り物にしたり、宣伝が派手だったりするところは気をつけた方が賢明でしょう。

仲介手数料には法律で上限

不動産会社が決まればどんなことをしてくれるのでしょうか。やってくれるのは仲介の場合、

  • 物件情報の紹介
  • 現地案内
  • 売り手との条件交渉
  • 重要事項の説明
  • 住宅ローン手続きの支援
  • 売買契約の締結
  • 物件引き渡しのサポート

など。買い手自身が手を煩わせることなく、契約が進んでいきます。

仲介を依頼したときは手数料が必要になります。手数料は法律の規制で上限が設けられています。上限を超す手数料を請求してきたリ、上限額を法律で決められた額のようにうそをつく会社は悪徳業者ですから、避ける必要があります。

仲介手数料の上限
取引額報酬額
200万円以下取引額の5%以内
200万円を超え400万円以下取引額の4%以内
400万円を超す取引額の3%以内

(注)報酬額には別に消費税がかかります

高田 泰 ライタープロフィール

関西学院大卒。地方新聞社で文化部、社会部、政経部記者を歴任したあと、編集委員として年間企画記事、子供新聞などを担当。2015年に独立し、フリージャーナリストとして雑誌、ウェブサイトなどで執筆中。マンション管理士としても活動。