【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のJR長崎本線 (小長井駅～長崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.1％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 211 件(１年前(2023年)に比べて -37.0％( -124件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 34.0年から +5.9 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 77.6 坪から +5.4 ％増)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 57.2 坪から -7.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小長井駅、現川駅、浦上駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小長井駅で昨年に比べ +52.2 ％、坪単価は 17.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(小長井駅、現川駅)は +43.4 ％(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(湯江駅、肥前長田駅)は -69.5 ％(坪単価 -34.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.5 ％ → 2024年 44.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.8 ％ → 2024年 1.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 34.9 分 → 2024年 38.6 分、+10.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.7 ％ → 2024年 37.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 ％ → 2024年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.6万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +33.3％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて -36.1％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湯江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -86.2％( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR長崎本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小長井駅 | 17.4万/坪 (35.0年/260坪) | 11.5万/坪 (27.0年/103坪) | 7.2万/坪 (47.7年/113坪) |
| 長里駅 | 9.1万/坪 (47.0年/152坪) | - | - |
| 湯江駅 | 2.4万/坪 (34.3年/136坪) | 17.1万/坪 (39.9年/105坪) | - |
| 小江駅 | 7.8万/坪 (34.3年/125坪) | - | 10.2万/坪 (50.8年/124坪) |
| 肥前長田駅 | 49.1万/坪 (16.4年/122坪) | 104万/坪 (0年/219坪) | 16.8万/坪 (61.0年/193坪) |
| 東諫早駅 | 38.3万/坪 (40.4年/129坪) | 77.5万/坪 (15.7年/71.2坪) | 47.8万/坪 (40.4年/125坪) |
| 諫早駅 | 52.2万/坪 (30.0年/90.6坪) | 52.8万/坪 (31.4年/76.3坪) | 53.2万/坪 (31.8年/87.5坪) |
| 西諫早駅 | 60.3万/坪 (27.4年/94.4坪) | 63.1万/坪 (23.9年/78.5坪) | 62.9万/坪 (28.7年/137坪) |
| 喜々津駅 | 49.6万/坪 (34.8年/72.8坪) | 43.0万/坪 (34.8年/99.0坪) | 52.9万/坪 (28.2年/98.9坪) |
| 市布駅 | 52.0万/坪 (41.5年/72.1坪) | 51.1万/坪 (22.5年/104坪) | 49.4万/坪 (39.3年/66.6坪) |
| 肥前古賀駅 | 41.9万/坪 (37.1年/71.2坪) | 56.2万/坪 (32.9年/131坪) | 59.5万/坪 (23.8年/72.0坪) |
| 現川駅 | 62.2万/坪 (18.4年/61.5坪) | 46.2万/坪 (26.2年/189坪) | 65.0万/坪 (27.4年/100坪) |
| 浦上駅 | 67.6万/坪 (36.0年/52.0坪) | 50.8万/坪 (41.8年/65.9坪) | 67.3万/坪 (30.7年/67.5坪) |
| 長崎駅 | 47.2万/坪 (39.6年/80.0坪) | 42.9万/坪 (37.7年/60.7坪) | 58.0万/坪 (37.0年/66.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小長井駅 17.4 万/坪(昨年同期比 +52.2 ％)
小長井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +52.2％( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 27.0年から +29.6 ％増)。平均土地面積は 260.2 坪 (昨年 102.9 坪から +152.9 ％増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 45.4 坪から +6.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.0 年 → 2024年 35.0 年、+29.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 17.0 分、+112.5 ％と大きく増加)
現川駅 62.2 万/坪(昨年同期比 +34.6 ％)
現川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +34.6％( +16.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.4年(昨年 26.2年から -29.6 ％減)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 189.4 坪から -67.5 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 240.0 坪から -83.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.2 年 → 2024年 18.4 年、-29.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 50.0 分 → 2024年 30.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
湯江駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -86.2 ％)
湯江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -86.2％( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 39.9年から -14.2 ％減)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 105.4 坪から +29.2 ％増)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 41.6 坪から -49.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 39.9 年 → 2024年 34.3 年、-14.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.3 分 → 2024年 5.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
肥前長田駅 49.1 万/坪(昨年同期比 -52.7 ％)
肥前長田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.7％( -54.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 122.0 坪 (昨年 219.3 坪から -44.4 ％減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 31.8 坪から +11.1 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示