【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の東武伊勢崎線 (川俣駅～伊勢崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -7.5％( -4.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 97 件(１年前(2019年)に比べて -6.7％( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 15.4年から +27.8 ％増)。平均土地面積は 114.7 坪 (昨年 109.1 坪から +5.2 ％増)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 52.7 坪から -1.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。川俣駅、茂林寺前駅、太田駅、世良田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは剛志駅で昨年に比べ +238.9 ％、坪単価は 75.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(剛志駅、茂林寺前駅)は +154.5 ％(坪単価 +35.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(韮川駅、新伊勢崎駅)は -54.3 ％(坪単価 -47.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 15.4 年 → 2020年 19.6 年、+27.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 22.8 分 → 2020年 26.4 分、+15.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.3 ％ → 2020年 16.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 47.4 ％ → 2020年 39.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +20.9％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.9万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -38.7％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武伊勢崎線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川俣駅 | 60.6万/坪 (0年/66.6坪) | 45.6万/坪 (20.3年/74.1坪) | 13.8万/坪 (27.0年/72.6坪) |
| 茂林寺前駅 | 44.1万/坪 (1.0年/136坪) | 25.9万/坪 (35.4年/134坪) | 22.9万/坪 (23.3年/161坪) |
| 館林駅 | 46.5万/坪 (30.8年/121坪) | 52.7万/坪 (18.1年/70.5坪) | 37.8万/坪 (12.8年/88.0坪) |
| 多々良駅 | 71.9万/坪 (1.0年/84.7坪) | - | 54.0万/坪 (5.5年/69.6坪) |
| 韮川駅 | 34.9万/坪 (24.0年/197坪) | 78.3万/坪 (9.7年/119坪) | 26.4万/坪 (22.3年/74.1坪) |
| 太田駅 | 94.0万/坪 (5.9年/77.1坪) | 77.7万/坪 (10.1年/113坪) | 55.6万/坪 (13.2年/75.4坪) |
| 細谷駅 | 51.3万/坪 (13.8年/94.6坪) | 79.4万/坪 (7.8年/80.7坪) | 36.6万/坪 (22.9年/123坪) |
| 木崎駅 | 30.9万/坪 (29.7年/68.1坪) | 50.4万/坪 (8.2年/88.3坪) | 48.8万/坪 (15.8年/101坪) |
| 世良田駅 | 47.9万/坪 (13.3年/79.7坪) | 33.1万/坪 (24.0年/124坪) | 49.3万/坪 (16.0年/85.7坪) |
| 境町駅 | 39.3万/坪 (19.8年/76.0坪) | 50.8万/坪 (7.0年/57.5坪) | 54.9万/坪 (5.8年/79.3坪) |
| 剛志駅 | 75.2万/坪 (29.0年/289坪) | 22.2万/坪 (24.0年/66.2坪) | 104万/坪 (0.8年/59.4坪) |
| 新伊勢崎駅 | 46.0万/坪 (29.9年/111坪) | 98.4万/坪 (0.7年/64.8坪) | 50.9万/坪 (11.5年/114坪) |
| 伊勢崎駅 | 51.7万/坪 (18.9年/120坪) | 53.6万/坪 (16.4年/140坪) | 55.3万/坪 (11.3年/77.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
剛志駅 75.2 万/坪(昨年同期比 +238.9 ％)
剛志駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.2万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +238.9％( +53.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 24.0年から +20.8 ％増)。平均土地面積は 288.9 坪 (昨年 66.2 坪から +336.1 ％増)。平均建物面積は 144.4 坪 (昨年 34.3 坪から +321.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.0 年 → 2020年 29.0 年、+20.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
茂林寺前駅 44.1 万/坪(昨年同期比 +70.0 ％)
茂林寺前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +70.0％( +18.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 35.4年から -97.2 ％減)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 134.5 坪から +1.2 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 69.7 坪から -54.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 35.4 年 → 2020年 1.0 年、-97.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 15.8 分 → 2020年 11.5 分、-27.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
韮川駅 34.9 万/坪(昨年同期比 -55.4 ％)
韮川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.9万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -55.4％( -43.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 9.7年から +148.3 ％増)。平均土地面積は 197.1 坪 (昨年 119.5 坪から +65.0 ％増)。平均建物面積は 73.6 坪 (昨年 41.3 坪から +78.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 9.7 年 → 2020年 24.0 年、+148.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.5 分 → 2020年 20.8 分、+43.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 83.3 ％)
新伊勢崎駅 46.0 万/坪(昨年同期比 -53.2 ％)
新伊勢崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -53.2％( -52.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2019年)に比べて +133.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 0.7年から +4380.1 ％増)。平均土地面積は 111.1 坪 (昨年 64.8 坪から +71.4 ％増)。平均建物面積は 41.1 坪 (昨年 32.8 坪から +25.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.7 年 → 2020年 29.9 年、+4380.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.7 分 → 2020年 25.6 分、+74.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 23.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示