【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR羽越本線 (小砂川駅～秋田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.7％( +2.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 103 件(１年前(2021年)に比べて +12.0％( +11件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 27.0年から +4.4 ％増)。平均土地面積は 84.2 坪 (昨年 80.2 坪から +5.0 ％増)。平均建物面積は 52.7 坪 (昨年 41.2 坪から +27.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。新屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新屋駅で昨年に比べ +97.0 ％、坪単価は 55.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(新屋駅)は +97.0 ％(坪単価 +27.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(象潟駅)は -54.7 ％(坪単価 -8.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.2 ％ → 2022年 2.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.1 ％ → 2022年 35.4 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.5 ％ → 2022年 12.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.9 ％ → 2022年 32.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +97.0％( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった象潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -54.7％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小砂川駅 | - | - | - |
| 上浜駅 | - | - | - |
| 象潟駅 | 7.0万/坪 (40.2年/180坪) | 15.5万/坪 (44.5年/89.2坪) | 24.0万/坪 (48.5年/141坪) |
| 金浦駅 | - | - | 66.1万/坪 (3.5年/59.0坪) |
| 仁賀保駅 | - | 32.5万/坪 (20.0年/83.2坪) | 54.3万/坪 (11.0年/79.4坪) |
| 西目駅 | 45.1万/坪 (39.5年/78.7坪) | - | 33.4万/坪 (43.5年/123坪) |
| 羽後本荘駅 | 46.0万/坪 (15.7年/81.3坪) | 41.9万/坪 (29.0年/180坪) | 37.5万/坪 (24.0年/105坪) |
| 羽後岩谷駅 | - | - | - |
| 羽後亀田駅 | - | - | - |
| 岩城みなと駅 | 0.6万/坪 (30.5年/81.7坪) | - | 13.0万/坪 (30.5年/155坪) |
| 道川駅 | - | - | - |
| 下浜駅 | - | - | - |
| 桂根駅 | - | - | 92.0万/坪 (-0.50年/84.7坪) |
| 新屋駅 | 55.7万/坪 (22.0年/64.0坪) | 28.3万/坪 (37.5年/85.2坪) | 59.3万/坪 (18.5年/64.0坪) |
| 羽後牛島駅 | 38.2万/坪 (30.7年/81.7坪) | 53.2万/坪 (17.2年/67.4坪) | 51.9万/坪 (20.2年/78.1坪) |
| 秋田駅 | 52.8万/坪 (29.2年/84.8坪) | 46.5万/坪 (27.1年/64.1坪) | 69.7万/坪 (20.1年/89.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新屋駅 55.7 万/坪(昨年同期比 +97.0 ％)
新屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +97.0％( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 37.5年から -41.5 ％減)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 85.2 坪から -24.8 ％減)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 31.9 坪から -1.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 37.5 年 → 2022年 22.0 年、-41.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 55.6 ％ → 2022年 11.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 44.4 ％)
象潟駅 7.0 万/坪(昨年同期比 -54.7 ％)
象潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -54.7％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 44.5年から -9.7 ％減)。平均土地面積は 180.5 坪 (昨年 89.2 坪から +102.3 ％増)。平均建物面積は 143.7 坪 (昨年 43.9 坪から +227.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 46.7 分、+233.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示