【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の湘南モノレール (大船駅～湘南江の島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -7.4％( -8.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 77 件(１年前(2020年)に比べて +156.7％( +47件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 17.7年から +40.5 ％増)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 55.7 坪から -6.2 ％減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 34.7 坪から +1.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。大船駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大船駅で昨年に比べ +13.4 ％、坪単価は 108 万円/坪となった。
上位 1 駅(大船駅)は +13.4 ％(坪単価 +12.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(富士見町駅)は -27.8 ％(坪単価 -33.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 17.8 分 → 2021年 15.5 分、-13.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.9 ％ → 2021年 31.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.7 年 → 2021年 24.8 年、+40.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.8 ％ → 2021年 27.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.9 ％ → 2021年 23.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった片瀬山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -16.8％( -26.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湘南深沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.0万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.3％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 湘南モノレール | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大船駅 | 108万/坪 (21.5年/47.5坪) | 95.2万/坪 (19.3年/65.2坪) | 113万/坪 (12.7年/46.9坪) |
| 富士見町駅 | 87.9万/坪 (14.9年/41.8坪) | 122万/坪 (8.3年/18.2坪) | 103万/坪 (17.3年/31.8坪) |
| 湘南町屋駅 | 99.9万/坪 (46.3年/65.0坪) | - | 122万/坪 (25.3年/54.5坪) |
| 湘南深沢駅 | 86.0万/坪 (28.6年/45.4坪) | 117万/坪 (14.8年/46.5坪) | 79.3万/坪 (20.8年/76.6坪) |
| 西鎌倉駅 | 124万/坪 (18.9年/71.7坪) | 128万/坪 (18.9年/48.9坪) | 123万/坪 (12.6年/57.7坪) |
| 片瀬山駅 | 130万/坪 (31.5年/71.6坪) | 156万/坪 (16.4年/47.6坪) | 154万/坪 (14.6年/71.6坪) |
| 目白山下駅 | - | - | 194万/坪 (13.3年/30.3坪) |
| 湘南江の島駅 | 132万/坪 (14.3年/31.8坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大船駅 107.9 万/坪(昨年同期比 +13.4 ％)
大船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +13.4％( +12.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2020年)に比べて +162.5％( +26件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 19.3年から +11.2 ％増)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 65.2 坪から -27.2 ％減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 39.2 坪から -12.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 24.8 分 → 2021年 20.1 分、-18.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 17.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 32.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 19.3 年 → 2021年 21.5 年、+11.2 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 27.5 ％)
富士見町駅 87.9 万/坪(昨年同期比 -27.8 ％)
富士見町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.9万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -27.8％( -33.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 8.3年から +80.8 ％増)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 18.2 坪から +130.6 ％増)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 28.7 坪から +14.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.3 年 → 2021年 14.9 年、+80.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 12.0 分、+71.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示