【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の妙高はねうまライン (妙高高原駅～直江津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.4％( -2.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 59 件(１年前(2023年)に比べて -69.9％( -137件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 29.8年から -0.8 ％減)。平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 114.4 坪から -22.9 ％減)。平均建物面積は 48.6 坪 (昨年 58.5 坪から -16.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。妙高高原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙高高原駅で昨年に比べ +49.7 ％、坪単価は 28.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(妙高高原駅、南高田駅)は +34.5 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新井駅、北新井駅)は -37.1 ％(坪単価 -13.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.1 ％ → 2024年 34.5 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.0 ％ → 2024年 15.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.1 ％ → 2024年 36.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +19.3％( +7.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -40.4％( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 妙高はねうまライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 妙高高原駅 | 28.6万/坪 (34.3年/121坪) | 19.1万/坪 (41.1年/213坪) | 8.8万/坪 (41.5年/257坪) |
| 関山駅 | - | 2.2万/坪 (42.5年/257坪) | 18.1万/坪 (26.8年/72.6坪) |
| 二本木駅 | - | 6.4万/坪 (37.0年/289坪) | 8.3万/坪 (39.2年/199坪) |
| 新井駅 | 16.0万/坪 (35.7年/119坪) | 26.8万/坪 (34.8年/91.1坪) | 25.3万/坪 (32.4年/145坪) |
| 北新井駅 | 33.1万/坪 (22.0年/136坪) | 50.0万/坪 (21.5年/179坪) | 32.9万/坪 (28.8年/168坪) |
| 上越妙高駅 | - | 37.2万/坪 (28.4年/171坪) | 29.8万/坪 (30.8年/243坪) |
| 南高田駅 | 44.1万/坪 (27.1年/113坪) | 37.0万/坪 (28.9年/114坪) | 32.4万/坪 (31.9年/113坪) |
| 高田駅 | 34.2万/坪 (30.4年/89.5坪) | 38.9万/坪 (28.3年/95.8坪) | 26.4万/坪 (33.6年/90.5坪) |
| 春日山駅 | 43.6万/坪 (26.8年/67.5坪) | 41.3万/坪 (26.7年/89.6坪) | 43.8万/坪 (25.1年/78.5坪) |
| 直江津駅 | 29.0万/坪 (30.5年/79.6坪) | 39.8万/坪 (31.6年/119坪) | 38.3万/坪 (27.4年/102坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
妙高高原駅 28.6 万/坪(昨年同期比 +49.7 ％)
妙高高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.6万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +49.7％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 41.1年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 213.3 坪から -43.3 ％減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 65.9 坪から -15.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 41.1 年 → 2024年 34.3 年、-16.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 33.5 分 → 2024年 30.0 分、-10.4 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
南高田駅 44.1 万/坪(昨年同期比 +19.3 ％)
南高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +19.3％( +7.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 28.9年から -6.3 ％減)。平均土地面積は 113.2 坪 (昨年 114.4 坪から -1.1 ％減)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 70.2 坪から -32.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 16.8 分、+20.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 ％ → 2024年 40.0 ％)
新井駅 16.0 万/坪(昨年同期比 -40.4 ％)
新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -40.4％( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 34.8年から +2.6 ％増)。平均土地面積は 119.1 坪 (昨年 91.1 坪から +30.7 ％増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 56.3 坪から -18.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.9 分 → 2024年 31.0 分、+83.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 ％ → 2024年 25.0 ％)
北新井駅 33.1 万/坪(昨年同期比 -33.9 ％)
北新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -33.9％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 21.5年から +2.6 ％増)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 179.1 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 59.9 坪から +6.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.8 分 → 2024年 23.0 分、+55.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示