【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の妙高はねうまライン (妙高高原駅～直江津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.7万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -17.7％( -5.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 54 件(１年前(2020年)に比べて -8.5％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 31.0年から +0.3 ％増)。平均土地面積は 126.9 坪 (昨年 102.8 坪から +23.5 ％増)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 53.8 坪から +5.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。妙高高原駅、新井駅、北新井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南高田駅で昨年に比べ +156.1 ％、坪単価は 31.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(南高田駅、新井駅)は +113.7 ％(坪単価 +12.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二本木駅、関山駅)は -86.7 ％(坪単価 -6.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 25.7 分 → 2021年 23.0 分、-10.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.6 ％ → 2021年 34.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.1 ％ → 2021年 7.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.6 ％ → 2021年 42.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.0 ％ → 2021年 10.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった春日山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.7万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +13.4％( +5.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二本木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.01万円/坪(0.00万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -98.9％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 妙高はねうまライン | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 妙高高原駅 | 14.6万/坪 (27.8年/48.4坪) | 10.6万/坪 (35.8年/121坪) | 4.4万/坪 (34.8年/197坪) |
| 関山駅 | 3.8万/坪 (47.5年/161坪) | 14.7万/坪 (26.8年/118坪) | 3.8万/坪 (29.8年/87.7坪) |
| 二本木駅 | 0.01万/坪 (40.3年/153坪) | 1.2万/坪 (44.1年/56.5坪) | 8.6万/坪 (41.8年/109坪) |
| 新井駅 | 12.8万/坪 (34.8年/96.0坪) | 7.5万/坪 (43.1年/87.7坪) | 19.5万/坪 (34.1年/201坪) |
| 北新井駅 | 18.5万/坪 (32.8年/237坪) | 10.8万/坪 (34.1年/172坪) | 69.4万/坪 (-0.25年/81.7坪) |
| 上越妙高駅 | 14.7万/坪 (27.1年/275坪) | 52.6万/坪 (16.3年/62.0坪) | 20.5万/坪 (22.8年/84.7坪) |
| 南高田駅 | 31.3万/坪 (32.6年/86.2坪) | 12.2万/坪 (40.8年/170坪) | 23.1万/坪 (32.8年/70.1坪) |
| 高田駅 | 23.7万/坪 (34.0年/144坪) | 36.6万/坪 (29.4年/85.1坪) | 15.1万/坪 (40.8年/151坪) |
| 春日山駅 | 49.7万/坪 (18.6年/108坪) | 43.8万/坪 (21.1年/95.1坪) | 57.9万/坪 (24.1年/69.6坪) |
| 直江津駅 | 33.6万/坪 (28.8年/84.9坪) | 46.3万/坪 (29.4年/112坪) | 34.8万/坪 (40.9年/116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南高田駅 31.3 万/坪(昨年同期比 +156.1 ％)
南高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +156.1％( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 40.8年から -20.1 ％減)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 170.4 坪から -49.4 ％減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 52.9 坪から -27.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 40.8 年 → 2021年 32.6 年、-20.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.0 分 → 2021年 9.8 分、-55.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 40.0 ％)
新井駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +71.2 ％)
新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +71.2％( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 43.1年から -19.3 ％減)。平均土地面積は 96.0 坪 (昨年 87.7 坪から +9.4 ％増)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 51.9 坪から +3.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 43.1 年 → 2021年 34.8 年、-19.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 23.5 分 → 2021年 32.3 分、+37.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 42.9 ％)
二本木駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -98.9 ％)
二本木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.01万円/坪(0.00万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -98.9％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 44.1年から -8.7 ％減)。平均土地面積は 152.8 坪 (昨年 56.5 坪から +170.5 ％増)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 38.3 坪から +97.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 22.3 分 → 2021年 19.5 分、-12.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
関山駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -74.4 ％)
関山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -74.4％( -11.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.5年(昨年 26.8年から +77.2 ％増)。平均土地面積は 161.3 坪 (昨年 118.0 坪から +36.8 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 66.6 坪から -11.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 26.8 年 → 2021年 47.5 年、+77.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 15.3 分、+119.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示