【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の名鉄豊田線 (梅坪駅~赤池駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -10.2%( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 67 件(1年前(2021年)に比べて +19.6%( +11件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 9.5年から +62.4 %増)。平均土地面積は 63.9 坪 (昨年 58.0 坪から +10.1 %増)。平均建物面積は 45.6 坪 (昨年 36.2 坪から +25.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。三好ケ丘駅、赤池駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは浄水駅で昨年に比べ +111.1 %、坪単価は 140 万円/坪となった。
上位 2 駅(浄水駅、三好ケ丘駅)は +65.2 %(坪単価 +44.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(黒笹駅、梅坪駅)は -31.4 %(坪単価 -43.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.5 年 → 2022年 15.5 年、+62.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.9 % → 2022年 11.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.3 % → 2022年 41.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浄水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +111.1%( +73.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米野木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.3万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.1%( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄豊田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梅坪駅 | 82.2万/坪 (22.0年/63.9坪) | 106万/坪 (12.3年/64.5坪) | 129万/坪 (2.3年/51.4坪) |
上豊田駅 | - | 120万/坪 (15.3年/57.5坪) | 39.7万/坪 (23.3年/93.8坪) |
浄水駅 | 140万/坪 (6.3年/56.0坪) | 66.1万/坪 (17.3年/40.8坪) | 5.3万/坪 (47.3年/24.2坪) |
三好ケ丘駅 | 99.2万/坪 (13.3年/59.9坪) | 83.2万/坪 (20.6年/59.5坪) | 104万/坪 (8.5年/46.9坪) |
黒笹駅 | 92.5万/坪 (20.0年/72.4坪) | 156万/坪 (2.5年/63.0坪) | 117万/坪 (12.1年/57.9坪) |
米野木駅 | 72.3万/坪 (49.3年/49.9坪) | 81.3万/坪 (10.8年/121坪) | 20.5万/坪 (39.3年/188坪) |
日進駅 | 104万/坪 (13.4年/65.2坪) | 107万/坪 (7.7年/46.8坪) | 96.7万/坪 (6.9年/54.3坪) |
赤池駅 | 105万/坪 (14.7年/63.7坪) | 93.0万/坪 (16.1年/51.4坪) | 127万/坪 (3.1年/59.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浄水駅 139.6 万/坪(昨年同期比 +111.1 %)
浄水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +111.1%( +73.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 6.3年(昨年 17.3年から -63.8 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 40.8 坪から +37.0 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 36.3 坪から +12.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 17.3 年 → 2022年 6.3 年、-63.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 10.0 分、-50.0 %と大きく減少)
三好ケ丘駅 99.2 万/坪(昨年同期比 +19.3 %)
三好ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +19.3%( +16.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +233.3%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 20.6年から -35.6 %減)。平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 59.5 坪から +0.7 %増)。平均建物面積は 44.0 坪 (昨年 49.4 坪から -10.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 20.6 年 → 2022年 13.3 年、-35.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 30.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.0 分 → 2022年 24.7 分、+45.3 %と大きく増加)
黒笹駅 92.5 万/坪(昨年同期比 -40.7 %)
黒笹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -40.7%( -63.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -41.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 2.5年から +714.4 %増)。平均土地面積は 72.4 坪 (昨年 63.0 坪から +14.9 %増)。平均建物面積は 40.4 坪 (昨年 35.7 坪から +13.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 2.5 年 → 2022年 20.0 年、+714.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.7 分 → 2022年 29.7 分、+68.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 % → 2022年 28.6 %)
梅坪駅 82.2 万/坪(昨年同期比 -22.2 %)
梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.2万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -22.2%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 12.3年から +79.6 %増)。平均土地面積は 63.9 坪 (昨年 64.5 坪から -1.0 %減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 36.3 坪から +2.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 22.0 年、+79.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 10.5 分 → 2022年 12.5 分、+19.0 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示