【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の名古屋市鶴舞線 (上小田井駅~赤池駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +11.5%( +13.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2023年)に比べて -61.5%( -91件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 16.6年から -3.2 %減)。平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 49.9 坪から +20.1 %増)。平均建物面積は 73.5 坪 (昨年 56.1 坪から +31.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。荒畑駅、平針駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは川名駅で昨年に比べ +226.7 %、坪単価は 462 万円/坪となった。
上位 2 駅(川名駅、いりなか駅)は +178.7 %(坪単価 +194.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(植田駅、八事駅)は -46.5 %(坪単価 -67.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.0 % → 2024年 32.7 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 5.7 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.0 % → 2024年 3.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.1 % → 2024年 25.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった川名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 462万円/坪(140万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +226.7%( +320.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった植田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.5%( -43.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋市鶴舞線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上小田井駅 | 82.6万/坪 (16.5年/43.9坪) | 118万/坪 (9.4年/39.4坪) | 85.8万/坪 (16.4年/33.3坪) |
庄内緑地公園駅 | 144万/坪 (7.5年/34.0坪) | 124万/坪 (0.5年/34.8坪) | 101万/坪 (10.5年/31.4坪) |
庄内通駅 | 112万/坪 (10.6年/40.0坪) | 117万/坪 (14.6年/44.8坪) | 128万/坪 (6.6年/36.8坪) |
浄心駅 | 124万/坪 (16.5年/41.6坪) | 107万/坪 (24.4年/30.0坪) | 148万/坪 (28.5年/74.4坪) |
浅間町駅 | 103万/坪 (20.0年/99.1坪) | 101万/坪 (26.0年/40.8坪) | 220万/坪 (43.0年/30.3坪) |
丸の内駅 | 160万/坪 (45.0年/25.7坪) | 244万/坪 (37.0年/87.7坪) | - |
伏見駅 | - | 264万/坪 (39.5年/93.8坪) | - |
大須観音駅 | - | - | 77.1万/坪 (40.0年/60.5坪) |
上前津駅 | - | 195万/坪 (34.0年/89.7坪) | 135万/坪 (8.0年/75.6坪) |
鶴舞駅 | 111万/坪 (26.0年/86.2坪) | 157万/坪 (29.4年/83.2坪) | 71.9万/坪 (12.5年/53.7坪) |
荒畑駅 | 181万/坪 (9.3年/73.1坪) | 103万/坪 (20.6年/39.0坪) | 131万/坪 (15.5年/41.6坪) |
御器所駅 | 132万/坪 (12.0年/24.2坪) | 204万/坪 (13.0年/45.8坪) | 180万/坪 (3.0年/32.8坪) |
川名駅 | 462万/坪 (33.0年/67.1坪) | 142万/坪 (13.1年/36.9坪) | 144万/坪 (11.6年/63.9坪) |
いりなか駅 | 121万/坪 (42.0年/49.9坪) | 52.4万/坪 (41.0年/49.9坪) | - |
八事駅 | 106万/坪 (44.0年/71.1坪) | 198万/坪 (0年/37.8坪) | 105万/坪 (28.4年/52.9坪) |
塩釜口駅 | 114万/坪 (4.3年/54.5坪) | 109万/坪 (9.3年/52.7坪) | 95.2万/坪 (22.0年/136坪) |
植田駅 | 50.0万/坪 (37.3年/152坪) | 93.4万/坪 (14.8年/87.5坪) | 110万/坪 (13.6年/74.4坪) |
原駅 | 94.4万/坪 (24.5年/57.1坪) | 93.4万/坪 (24.9年/47.2坪) | 95.6万/坪 (21.3年/52.1坪) |
平針駅 | 136万/坪 (3.4年/41.8坪) | 107万/坪 (14.1年/50.7坪) | 121万/坪 (12.0年/40.8坪) |
赤池駅 | 108万/坪 (7.5年/52.6坪) | 96.2万/坪 (17.7年/50.6坪) | 122万/坪 (10.7年/68.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川名駅 462.5 万/坪(昨年同期比 +226.7 %)
川名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 462万円/坪(140万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +226.7%( +320.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 13.1年から +151.5 %増)。平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 36.9 坪から +81.9 %増)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 38.2 坪から -23.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.1 年 → 2024年 33.0 年、+151.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 33.3 %)
いりなか駅 120.9 万/坪(昨年同期比 +130.8 %)
いりなか駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +130.8%( +68.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.0年(昨年 41.0年から +2.4 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 49.9 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 124.0 坪 (昨年 124.0 坪から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
植田駅 50.0 万/坪(昨年同期比 -46.5 %)
植田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.5%( -43.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.3年(昨年 14.8年から +151.1 %増)。平均土地面積は 152.0 坪 (昨年 87.5 坪から +73.8 %増)。平均建物面積は 183.0 坪 (昨年 52.7 坪から +247.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.8 年 → 2024年 37.3 年、+151.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 75.0 %)
八事駅 106.3 万/坪(昨年同期比 -46.4 %)
八事駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.4%( -92.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 37.8 坪から +88.0 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 27.2 坪から +55.6 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示