【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR奈良線 (奈良駅～平城山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.1万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -30.8％( -22.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 23.6年から +37.9 ％増)。平均土地面積は 36.1 坪 (昨年 70.7 坪から -48.9 ％減)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 68.2 坪から -46.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。平城山駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは平城山駅で昨年に比べ +5.2 ％、坪単価は 111 万円/坪となった。
上位 1 駅(平城山駅)は +5.2 ％(坪単価 +5.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(奈良駅)は -17.5 ％(坪単価 -8.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 23.6 年 → 2020年 32.5 年、+37.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.9 分 → 2020年 20.5 分、+21.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 36.4 ％ → 2020年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 18.2 ％ → 2020年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +5.2％( +5.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.4万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -17.5％( -8.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| JR奈良線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 奈良駅 | 41.4万/坪 (37.2年/32.6坪) | 50.2万/坪 (32.5年/72.8坪) | 76.9万/坪 (0.25年/39.3坪) |
| 平城山駅 | 111万/坪 (-0.25年/60.5坪) | 106万/坪 (-0.25年/66.6坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平城山駅 111.2 万/坪(昨年同期比 +5.2 ％)
平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +5.2％( +5.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.2年(昨年 -0.2年から -1.1 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 66.6 坪から -9.1 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 37.4 坪から -11.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 5.2 分 → 2020年 6.0 分、+14.3 ％と増加)
奈良駅 41.4 万/坪(昨年同期比 -17.5 ％)
奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.4万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -17.5％( -8.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 32.5年から +14.4 ％増)。平均土地面積は 32.6 坪 (昨年 72.8 坪から -55.2 ％減)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 88.7 坪から -58.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 32.5 年 → 2020年 37.2 年、+14.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 57.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 14.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示