【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の東武日光線 (東武動物公園駅～柳生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -2.7％( -1.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 48 件(１年前(2023年)に比べて -83.5％( -243件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 18.8年から +0.4 ％増)。平均土地面積は 50.8 坪 (昨年 62.8 坪から -19.0 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 32.2 坪から -6.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東武動物公園駅、南栗橋駅、新古河駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新古河駅で昨年に比べ +55.4 ％、坪単価は 33.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(新古河駅、東武動物公園駅)は +41.3 ％(坪単価 +14.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(幸手駅、栗橋駅)は -15.7 ％(坪単価 -9.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.8 分 → 2024年 16.1 分、-14.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 ％ → 2024年 8.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.1 ％ → 2024年 25.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.1 ％ → 2024年 19.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.3％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -93.8％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新古河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +55.4％( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武日光線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東武動物公園駅 | 75.8万/坪 (16.8年/48.8坪) | 59.6万/坪 (20.4年/47.7坪) | 60.2万/坪 (18.2年/60.1坪) |
| 杉戸高野台駅 | 75.7万/坪 (13.0年/77.1坪) | 71.1万/坪 (17.0年/72.0坪) | 60.1万/坪 (18.1年/99.4坪) |
| 幸手駅 | 42.5万/坪 (25.8年/47.0坪) | 52.6万/坪 (22.9年/61.0坪) | 47.3万/坪 (22.9年/63.6坪) |
| 南栗橋駅 | 95.5万/坪 (13.5年/63.5坪) | 78.1万/坪 (15.7年/65.0坪) | 79.7万/坪 (12.1年/60.6坪) |
| 栗橋駅 | 58.0万/坪 (14.4年/47.5坪) | 66.1万/坪 (10.2年/76.0坪) | 60.4万/坪 (15.3年/64.3坪) |
| 新古河駅 | 33.3万/坪 (17.5年/63.5坪) | 21.4万/坪 (29.7年/70.3坪) | 36.5万/坪 (23.0年/45.8坪) |
| 柳生駅 | - | 20.4万/坪 (18.4年/159坪) | 11.9万/坪 (38.8年/140坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新古河駅 33.3 万/坪(昨年同期比 +55.4 ％)
新古河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +55.4％( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 29.7年から -41.0 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 70.3 坪から -9.7 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 34.3 坪から -5.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.7 年 → 2024年 17.5 年、-41.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.8 分 → 2024年 25.0 分、+40.4 ％と大きく増加)
東武動物公園駅 75.8 万/坪(昨年同期比 +27.2 ％)
東武動物公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +27.2％( +16.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -87.6％( -78件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 20.4年から -17.5 ％減)。平均土地面積は 48.8 坪 (昨年 47.7 坪から +2.4 ％増)。平均建物面積は 28.3 坪 (昨年 30.7 坪から -8.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 20.4 年 → 2024年 16.8 年、-17.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.7 分 → 2024年 16.5 分、-30.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.5 ％ → 2024年 54.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.5 ％ → 2024年 18.2 ％)
幸手駅 42.5 万/坪(昨年同期比 -19.2 ％)
幸手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.2％( -10.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -64件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 22.9年から +12.7 ％増)。平均土地面積は 47.0 坪 (昨年 61.0 坪から -23.0 ％減)。平均建物面積は 29.3 坪 (昨年 29.3 坪から +0.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.9 ％ → 2024年 31.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.9 年 → 2024年 25.8 年、+12.7 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.2 ％ → 2024年 25.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.5 ％ → 2024年 25.0 ％)
栗橋駅 58.0 万/坪(昨年同期比 -12.2 ％)
栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -12.2％( -8.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -72.0％( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 10.2年から +40.2 ％増)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 76.0 坪から -37.5 ％減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 32.2 坪から -5.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 ％ → 2024年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.2 年 → 2024年 14.4 年、+40.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 14.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.4 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示